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黄昏時が愛しくなるシティポップ

日が沈む頃になると、めっきり冷え込んでくる季節になりました。少しの寂しい気持ちとともに、ようやく訪れた安息の地のような時間。物憂げな気持ちを、うっとりとしたロマンティックな色に彩ってくれる、そんな素敵なシティポップを今日はご紹介したいと思います。



堀込泰行  “WHAT A BEAUTIFUL NIGHT”

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キリンジ(元と言ったほうがいいでしょうか)の弟の方、堀込泰行さんの最高に優しいこの曲から。バスや電車、移動中の車の中から外に目をやる。街灯で色づき始めた夜の街を眺めながら、流れてくる音楽がこんな音楽だったらいいのにな、と思ってしまう。

初期のキリンジを思い返さずにはいられない、うっとりする程美しいメロディは、硬くなっていた心を少しずつほぐしてくれます。「何を想っているのかな?」と思わず勘ぐりたくなる、PVののんさんもとても魅力的です。



キリンジ  “スウィートソウル”

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出し惜しみなく行ってしまえー、という訳で、二曲目はキリンジの超が付く名曲から。よく天才彫刻家みたいな人が、粘土の塊を前に「もう、この塊の中に姿が見えている」などと言ったりしますが、まさに一つの木から形通りに掘り出した様な見事なポップスだと思います。

目まぐるしいスピードの中で、「愛おしさ」を忘れがちな僕に、ふと我に帰るきっかけを与えてくれる。そんなゆったりとしたテンポに包まれた、いつまでも聴いていたくなる名曲です。



Phum Viphurit  EP『Bangkok Balter Club』

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最後は以前もご紹介した、Phum Viphurit (プム・ヴィプリット)のニューEP『Bangkok Balter Club』のリリースを記念して行われたスタジオライブを。相変わらずの軽やかなスタンスと、それでもしっかりとノスタルジーやロマンティックな雰囲気を詰め込んでくれるプムくん。

切なくても湿っぽくならないのは、タイという土地の気候柄でしょうか。都会的なオシャレ感を嫌味なく、色気たっぷりに歌い上げる彼は本当に素敵です。



いかがでしたでしょうか。寒くなってくると身も心も縮こまりがちですが、思い切って冷たい空気を吸い込んでみると、頭の中に一筋のスキッ!っとした冴えが走ります。その状態で街を眺めてみると、忘れかけていた「愛おしい気持ち」を思い起こせるかもしれませんよ。そのお供には素敵な音楽を✨



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Peacock
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