ほんのり背中を押してくれる音楽
何か新しいことを始めるのは、いつもどこか心細くて、頼りなくって、誰かに助けて欲しい気持ちが自分の周りをウロウロ…。でもどこかしら、ほんのりとした希望みたいなものもあって。。「踏み出さなくちゃ」という気持ちと、ふとした他の人の親切に「本当にありがとう」と泣きそうになる気持ちの間で揺れ動く、そんな繊細な季節である気がします。
新しい生活、仕事、恋、環境…いろいろあると思うんですが、そっと後ろから「たぶん大丈夫。ちょっとだけがんばって。」と背中を押してくれるような音楽は、本当に心の栄養というか、支えになってくれます。今回はそんな曲にスポットを当てたいと思います。
映画『BEGIN AGAIN(はじまりのうた)』のサウンドトラックは、そんな楽曲がたっぷり詰まった、心からオススメできる1枚です。まず捨て曲がないことと、何より主演であるキーラ・ナイトレイの歌声が本当に本当に素晴らしい。
歌い手が専門のシンガーである場合、どうしても「歌唱」自体に力が入ってしまい、本来楽曲が伝えようとしていることが後ろに隠れてしまうことがあります。そこにきてキーラの歌声は力みが無く、本当の想いだけをつぶやくように伝えてくれる、そんなピュアな魅力に満ち溢れています。
歌唱力以上に、声(質)というものの存在感は大きく、それが繊細な曲であればあるほど、意味が増すと僕は思っています。彼女が女優であるがゆえに、歌唱ではなく、より言葉として伝える術に長けている、というのもあるかもしれません。
女優繋がりでもう一人オススメしたいのが、セレーナ・ゴメスです。
こちらは軽妙なビートに、艶っぽくも歯切れのよいヴォーカルが乗る、とても心地のよい楽曲です。ドライブにもよく合います。「これ誰の曲?」「これ実は〜っていう女優さんでさ…」など、映画や芸能方面にも会話が繋がっていきそうなのも、女優さんが歌う曲ならではのグッド・ポイントですよね。
新しい季節、いろいろなモヤモヤはあるでしょうが、一人では考え込まずに、とりあえずは素敵な音楽に癒され、リラックスしてがんばっていきましょう✨
(最後にもう一度、劇中から。0:55〜泣き出したくなるほど素敵なシーンです✨)
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