#一日一短歌 2023年6月分
わたしのメンタルは家族全員に波及するのか、子どもたちも体調崩しまくっててんやわんやの1か月だった。開始3か月で有休をほぼ使い切ってしまって白目。
6/2 息継ぎで今日と明日を繋いだら次は溺れず泳ぎきりたい
今日は溺れて沈んでいました。
6/17 知らぬ間に世界が終わっていたとして死ねない気持ちだけが残った
実体のないものに関して思いを馳せる。
6/19 晴天を横切る鉄のかたまりのやわらかそうなお腹見上げる
飛行機が結構低く飛ぶ街にいると、こういう風景ばかりになるよ。まっしろでかわいい。
6/20 翼にはきみの名前が書かれてて許可がなければ飛べないしくみ
せっかく翼があるのになあ。
6/20 届かないこともあるって知ったから今日からおとな、おとななんだよ
最近よく息子に「おかあさんがおとなになったのっていつ?」って聞かれるんだけど、その問いに答えるためにはまず「おとな」の定義をしなきゃいけないよな……と思いつつ「2007年です」と答えています。
6/24 薄暗い梅雨の合間にもう二度と会えない人の星を探した
ほんとうのきもちかくして笑うからわからないことばかりだったな
あれが恋だったとしたらあまりにも遠くで一瞬だけ光る星
わたししか知らない夜のきみの目のことを毎年思い出してる
ずるかった 嘘つきなのに優しくてだらしないのに夢を語って
六月が来るたび思い出す雷雨あの日ときみを弔うように
この日、わたしがものすごくすきだったひとの誕生日なので、いつもそのひとと過ごした日々のことを思い出してしまう。もうずっとずっと昔の話。
6/25 アウトロがやたらと長いこの曲が終わってしまうまでそばにいて
必然性のある長いアウトロの曲好きだよ!
6/25 かたかたと後部座席が泣くようで子乗せ自転車に子を乗せぬ日々
下の子が小学生になったので、すっかり出番をなくした子乗せの部分。でも外す機会を失っている。
6/25 行儀良く愛を伝える方法はあるのに白い肌に噛みつく
甘噛みくらいにしといてもろて。
6/25 繋げない手は思いきり振り上げて届かなくてもこれが愛だよ
アリーナど真ん中の埋もれ席でもライブは楽しい。(と思わせてくれるきみがすき)
6/28 愛してよ パステルカラーのマカロンを噛んで溶かして飲み込む強度で
マカロンを食べると、小動物を痛めつけているようで複雑な気持ちになる。美味しいから食べるけどね。
一日一短歌始めて以来の14首足りないという事態に絶望。もはや短歌を詠めるメンタルすら失われているのがわかる。許すまじ労働。