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モナリザの著作権
「モナリザ」の著作権はどうなのでしょう?
この絵のパロディを広告で見かけます。怒っているモナリザとか、セリフを付けたモナリザ・・・
作者のレオナルドダヴィンチは1519年に亡くなっており、500年以上も経過しているので、著作権は切れており、この絵はパブリックドメイン(公有)となっています。
したがって、モナリザの絵は自由に利用できます。
モナリザの写真は著作権あり
1つ注意すべきことがあります。
モナリザの絵を写真に撮った場合、写真家の著作権があるということです。
もっとも、正面から普通に撮影した場合は、多くの場合、著作権はないです。
しかし、アングルや照明を工夫して特殊の撮影効果が出るように撮影した場合、著作権が認められることがあります。
この写真を無断で利用したら、写真の著作権侵害になります。
例えば、画集にモナリザが載っている場合、その写真を無断で複製したら、撮影者あるいは出版社から著作権侵害と主張される可能性があります(引用と認められない限り)。
イラスト化などにも著作物
モナリザをスケッチして、新たな創作的要素が加わった場合、またはイラストにした場合、それらも著作権があります。
これを無断複製すると、スケッチした画家やイラストレータの著作権侵害です。
著作者の人格的利益
著作者が亡くなった後でも、著作者の人格的な利益は残ります。作品の名誉を傷つけるような改変は遺族から名誉回復請求をされることがあります。作品に対する尊重を守って利用する必要があります。
AIによるモナリザの改変は今後もますます予想されますが、節度を守った利用が必要です
Although alteration of the Mona Lisa by AI will be increasingly expected, we need to use it with moderation.