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ミッキーマウスがホラー映画に!

「蒸気船ウイリー」のミッキーマウスの著作権が2023年の年末に切れ、公有(パブリックドメイン)となり、ミッキーを使った映画が制作されています。

注)「蒸気船ウイリー」は1928年公開であり、当時の作品は著作権が95年であったため、2023年末まででした。

ところが、この著作権の切れたミッキーを使ったホラーが多く、イメージを損なっています。

3月7日公開の「マッド・マウス ~ミッキーとミニー」も若者たちが夜、誕生日パーティーを祝うゲームセンターに怪しげな影が・・・。それがミッキーです。

ポスターを見ただけでも怖いです!

映画『マッド・マウス ミッキーとミニー』公式サイトパブリックドメイン化した『蒸気船ウィリー』をホラー映画化。全世界の人々に愛されているあのミッキーがなんと凶悪な殺人鬼と化してしまった。映画『マッド・マウス ミッキーとミニー』公式サイト

hark3.com


しかしなぜこのように正反対のキャラにしてしまうのでしょうか?

夢の世界からホラーの世界です。
180度キャラを転換させた方が強く付けることができるからでしょうか?

逆にホラーのキャラクターの著作権が切れたら、夢の世界のキャラに転換されたでしょう。

ミッキーマウスの著作権が切れたとの誤解が蔓延していますが、著作権が切れたのは「蒸気船ウイリーのミッキーマウス」であり、他のミッキーの著作権は続いているので、要注意です!

著作権が切れたとはいえ、ミッキーくらい著名であると、他の法律が適用される可能性もあるので要注意です。

たとえば、公式グッズに「ミッキーマウス」の文字や絵を使うと、商標権が及ぶ可能性もあるし、著名な商品等表示として、不正競争防止法が適用されることもあります。

ミッキーのパロディとして改変されたら、未だに著作権が続いているミッキーのパロディとして翻案権侵害ともなりかねません。

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