半分詐欺で半分本気の説得術。
「人生とは何もしていない時間にこそ花開く可能性を秘めている」By松下幸之助
「人生とは何もしていない時間にこそ花開く可能性を秘めている」By年収200万円のフリーター
前者には「そうなんだ!」「それってどういうこと?教えて!」と思うのに対し
後者には「いやいやなんかしろよ」「花開かせるにはハローワークだろ」
と一億総つっこみを入れたくなる。
「何を言うかではなく誰が言うか」が大事だと感じさせられる。
(ちなみに松下幸之助はこんなこと一言も言ってませんが)
すでに実績を出している人は何を言っても「含蓄がある」ので聞いてもらえるある。
実績+イケメンならなお可。
100億円を握って「人生は挑戦の連続だ」とつぶやく青汁王子にはしびれるが、借金まみれの無名のおじさんが言っていたら「その挑戦早く辞めたら?」となる。
しかしなんの実績も持たない私たちが人を納得させる理論を確立するにはどうしたらよいのか。
とある薬膳の先生の宣伝塔として選ばれた私は必死に考えた。
薬膳は素晴らしい。
健康になる。心まで潤う。
菓子パンを毎朝食べている人が薬膳の食事に変えたら人生が変わる!!
でも私は無名!先生もまだ駆け出し!どうしたらよいか??
自分の中の小さな実績を打ち立てていくしかない。
それも目に見える形が一番だ。
薬膳の先生は50歳にして超美人で麗しいひとである。
道を歩けばナンパされ、20歳年下の彼氏がいる。
有名ではないが「外見」という非常に分かりやすい実績がある。
というか先生が年齢は上だが美人なので私も薬膳を始めた。
外見は嘘をつかない。
「年収100万円が1000万円になりました!」という実績は嘘かもしれないが外見は嘘つけないので非常に分かりやすい。
わたしも薬膳を始める前と後では外見が結構違う。
写真で照らし合わせると、むくみが減り、顔のつやがよくなり、体重も減った。
松下幸之助のような「存在が証拠」とはならないが、
目に見える形でビフォーアフターを出せばだいぶ説得力を増す。
また、視覚に訴える以外で有効な手立ては「理論展開の整合性が合う」というのもあるだろう。
ホリエモンは言う「貯金はするな!」と。
経済の理論の側面から、インフレ率などの理論をもとにお金を貯めると損であることを説いている。
薬膳も理論での良さは打ち立てることはできるが東洋医療は西洋医療にくらべちょっと理論の証拠は弱い。
知名度も、外観的証拠も、分かりやすい名声も、理論展開の整合性もない場合はどうしたらよいのか。
その場合は「泣けるプチエピソード」を何個か並べ「こころを揺さぶる」のがよいだろう。
「お金がだいじである」という主張をしたい場合。
ガンになり、お金がなく心細いときに、父からの「娘へ」と言う通帳を見つけそのお金のおかげで仕事を休むことができ治療に専念でき、生きることができました。お金とは愛です。お父さんありがとう。
のように。
同じように「人生はお金ではない」という主張もできる。
仕事に成功してタワーマンションに住み、グラスを傾け夜景を見下ろしていた。でもいろいろな人に裏切られ孤独だった。のちに仕事に失敗し仲間に助けられ、お金はなくなったが愛を知りはじめて幸せだと思った。
など。
「小さなエピソード集」を重ねることで「そんな気にさせる」というのもある。
わたしの宣伝としては「ビフォーアフター」+小さなエピソード。
これで行こうと思う。
あなたの主張のテクニックはなんですか?