教養科目の夢と現実(1)
「教養科目」いい響きですよね。
え?そうでもない?
「教養」ですよ?なんか、履修したら賢くなれる気がしませんか?
前世で取れたほぼ唯一の教養科目は確か「社会学」
テーマは、親の階級が子供の教育レベルに及ぼす影響。
今「親ガチャ」とか言われていますが、
20年以上も前からそういう研究はあったのです。
「メリトクラティック社会」という単語は今でも覚えてます。
ちなみに当時講師だった担当教官は、今は教授になってご健在です。
テキストの要点をまとめて、説明して、
自分の意見を述べて、ディスカッションして。
とても楽しくて面白かったし、かなりいい評価をもらいました。
多分自分は文系の学問に向いてるんだと、わかってはいました。
「それじゃ食べていけない」
と白衣の道に進んだわけですが、
結局再入学を選択したわけで、
どこかに思いが残ってたんでしょうね。
さて、シラバスを見てみると
「スポーツのサイエンス」
「ジェンダーとダイバーシティ」
「美と芸術の論理」
昔より、もっとテーマを絞った授業がたくさん。
面白そう!さて、何を取ろうかな。
……これは基礎演習とかぶってる。
……これは中国語と同じコマだ。
あれも。これも。
待て、発想を変えよう。空いてるのはどこのコマだ?
木2と火2、え、これだけ?
そして、さらに気づいた現実が。
(明日に続きます)