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関西人だけど関西弁がこわい

16:51
ついに大学2年生の夏休みが始まった。だからnote更新もいっぱいしたいなと思う今日この頃。

最近ふと思った。関西在住の自分はいまだに関西弁に怯えてるんじゃないかな、と。転勤族だったからずっと関西在住ではなかったけれど、こてこての関西人の母の英才教育で育った私だ。うちの母はどこに住もうが「なんでやねん」が言える女だった。


そんなこんなですくすく育った私だが、今レジのバイトとかをしてる時に、やってくるお客の話し方にお~こえぇぇ~と何度も感じる。
袋の値段がサイズによって違います、と言えば、入れば何でもええし合うやつ入れといてくれぇや、とお客によく返される。

ちょっとキレてる??聞いただけだが??と不安が過ぎる。
じゃあもう勝手にやらしてもらいますねーと心の中で呟いて、負けん気を作りながら、毎回袋を選んでいるのだけれど。

この会話が標準語だとしてもあんまり変わる部分はないと思うのに、何でなんだろう。
標準語ができる人へ、これは標準語でも変わらないですよね?


違いがあるとするならば、それはイントネーションにあるんだろう。あくまでこれは私の感覚だが、関西弁もこてこてすぎると、会話が面倒ですみたいに聞こえる。友達同士の会話ならまだしも、こういう客と店員みたいな距離感の会話は特にそうだ。効率やタイムパフォーマンスを重視する関西人だと、とりとめのない会話に労力を割きたくないのかも。袋のサイズで変わる5円くらい、どうだっていいよな、、、。
店員側としては、無視されるより悲しいものはないので、まだ返事が返ってくるだけ嬉しいもの。

ここまで関西弁に怯える私の話をしているが、なにも関西弁使いの人間皆が皆こわいわけではない。やさしいひともたくさんいる。
随分前だがレジに、全身白スーツで、金ぴかの腕時計が目立つ、茶色のサングラスをした男性が来たことがある。一目見て思った。ただ者ではないと。

この人も財布片手に来たみたいな感じだったので、もちろん袋の購入の案内をした。すると、こてこての関西弁で「そやね、入ればええし、Mでお願いしよか、うん」と言われた。最初この人に身構えたことを謝ろうと思った。優しい!!同じ関西弁だがこわくない!見た目以外!
ちゃんと物おじせず行けば何とかなるんだと、すこし自分に自信がついた。あとひっきりなしに怯えるのは辞めようとも思った。
レジでの会話は本当に一瞬のことだけど、これに一喜一憂してもう1年半になる私です。


ちなみにこの人の領収書の宛名には「四露四苦」みたいな名前を書いて渡した。(仮名、こういうタイプの単語だった)やっぱりちょっとこわいかも。

おしまい


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