蜂とマーガレット

『いちばんやさしいフェルトの花づくり』

 わたしがプロフィール写真にもつかっている着せかえドール Blythe(ブライスとよみます)のために花のヘッドドレスを作りたくて、フェルトで作る花の本をぽちっ☆としました。

 届いた本は季節ごとに春はナンキュラスやガーベラ、夏はトルコキキョウ、秋にはダリア、冬にはクリスマスローズ、などなど50種類以上の花の作りかたが紹介されており、うっとり眺めているだけでもしあわせな気持ちになれる本でした。

 さあ作ろう!と思い、まず最初の壁は「材料をそろえる」

 ちゃんと花の色合いを再現したいと思い、本を片手に地元の手芸店へ行ったものの取扱いがなく、しかたなく家に帰ってネットで探したところ、ちょうどフェルトがセール中のショップがあり(ラッキー♡)大人買いに成功しました!
届くのが楽しみ♪

 リカちゃんやブライスに服を作るとき、リボンやレース、ビーズの飾りももちろん好きなのだけれど、花のモチーフをつけるのが一番好きです。
そして作った服に着せかえて写真を撮るときも、花を背景に撮りたくなります。

 子供のころから花が好きだったか、というとそうでもなく、母が庭仕事をしていても手伝うこともありませんでした。
それなのに、なぜか歳を重ねるにつれて植物に心惹かれるようになるのですから不思議です。

 子供のころ、父と母はケンカすることもたびたびあり、決して仲良し夫婦ではなかったような記憶があります。
けれど子供たちが全員巣立ち父と母ふたりの生活がはじまると、一緒に庭の木々や花の手入れをして過ごす時間が多くなり、その様子はとても穏やかでケンカしていた頃とは全然違う、優しい表情をしていました。

 季節の花に心惹かれるのは、天国にいる母の優しい笑顔を連想できるからかもしれません。

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