公立高校受験のからくり
先日、ある方のnoteを読んで、我が子供たちとは、反対の苦労をされた方がいらっしゃるのだなと思ったことがありました。
それは、中学の内申点です。
我が子達の出身の中学は、トップ校を意識した学区にありました。
そのために、学力に特化している教育が評判で、他の中学から進学した生徒よりもワンランク上の内申を持っているので、高校で有利だという話でした。
実際、高校に入って皆さん、不思議に思ったことがありませんか?
同じ偏差値帯の高校に入学したのに、自分の成績が思ったより、順位が下だったとか。
中学の偏差値は、その中学校での相対評価であり、全ての中学校が同じ評価ではないからです。
同じ3の内申点でも、3と4ぐらいの実力の違いは、ままあることなのです。
現在、アジフライの住んでいる地域の公立高校別内申点のおおよその目安が公表されています。
現在の偏差値のランキングでトップ校なのに、トップ校よりも内申点が必要な高校もあるのだななどと、驚きの高校も見受けられました。
しかし、それには、こんなカラクリが。
通常、内申点と学力テストの比率は、5対5かと思いきや、そのトップ校の比率は、3対7だったのです。
実に嬉しい配慮ではないですか。
前半でも申しましたが、内申点は、全中学の同じ評価ではないからです。
学力テストに重きが置かれているということは、本来の実力で合格を勝ち取ることができると言うことなのです。
そう言ったことから、進学する高校選びは、公表されている内申点の目安だけで選ぶと危ないということです。
オール3の内申点だから、偏差値50の高校なら合格だろうと考えるのは、ちょっと待ってと言いたいです。
まずは、その高校の内申点と学力テストの比率を調べてください。
次に注意をしなければいけないのが、子供の中学の学力に対する評判です。
我が子の中学のように、他の中学なら4なのに、3をつけられてしまうぐらい、中学全体の学力が高い場合は良いのですが、逆の場合、同じ内申点だと、不利になるわけです。
そこで次に見るべきところは、模擬試験の偏差値です。
果たして、内申点がオール3な子が、模試で偏差値50を叩き出しているかです。
そこで便利なのが、内申点の高校別一覧と、高校別偏差値一覧を見比べることです。
模試でも希望校を書いていれば、判定は出ますけどね。
滑り止めの私立も併願校の確約をもらうために、内申点は必須です。
そう言った意味では、我が子の中学の内申点には、泣かされました。
しかしながら、高校に入ってからは、確かにワンランク上の成績で高校生活を始めることはできましたが。
アジフライは思います。
内申点だけではなく、県内統一の学力テストを二学年でやっていた昔の方法の方
が平等のような気がしていますけどね。