見出し画像

地域のワガママを可視化し実装した1ヶ月【2023年10月 IRODORI活動】

10月も本当に多くの活動をさせて頂きました。
まとめるのに時間がかかって気がつけば11月も1/3が過ぎようとしてます。
さあ、今月もがんばるぞー!




1)SIP2023 当別町フィールドワーク

当別町職員のみなさんとチームメンバー

AKKODiSコンサルティングのみなさんと連携して取り組んでいるデジタル人材による地域課題解決プログラム「Social Innovation Partners Program」の北海道当別町フィールドワークを実施。

チームメンバー7名で「商店街活性化」と「教育」をテーマに住民取材を中心に多くの地域で活動するキーパーソンとの関係構築を行いました。

ここ数ヶ月、当別町は北海道医療大学の移転の決定が全国的にも話題になっていて、数千人の学生が町からいなくなる課題に対してどのように向き合い、解決していくのかが大きなテーマになっています。

チームメンバーだけでなく、AKKODiSコンサルティング社の他のメンバーやIRODORIとしてもできることを最大限に活用して取り組んでいます。

2)茨城県職員DX研修

今年度からNTTDXパートナーのみなさんと連携して茨城県職員のDX研修を推進しています。
IRODORIのワガママLabプログラム(MIT AppInventorを活用した地域課題を解決するスマートフォンアプリの開発)を活用して、職員の方向けに研修を実施。

行政職員の方にワガママLabプログラムを実施するのは初めてだったのですが、職員の皆さんが普段から「こうなったらいいな」と考えている日々の業務やタスク、さらには感じている地域課題を自らがアプリを開発して解決できると知った時の表情が忘れられません。

実際に自分自身の仕事で把握している知識や経験がアプリ開発に活かせることを理解できると、開発に特化しているITベンダーよりも、地域に必要とされるアプリが開発される可能性が高いと感じます。

僕らは誰もが自分たちの課題を自らが解決できる社会をつくるためにワガママLabプログラムを展開しています。まだまだ研修は続きますが、大きな可能性を感じた時間でした。

3)SIP2023 利根町フィールドワーク

フィールドワーク開始のオリエンテーションの様子

AKKODiSコンサルティングのみなさんと連携して取り組んでいるデジタル人材による地域課題解決プログラム「Social Innovation Partners Program」の茨城県利根町フィールドワークを実施。

利根町での活動テーマは「行政DX」。
10月1日にAKKODiSコンサルティングから地域活性化起業人が派遣され原課職員のみなさんと連携しながら庁内のDX推進に取り組んでいます。

フィールドワークでは主に職員の方々を中心に取材し、現在の仕事や過去にどんな原課に所属していたのか、さらにはちょっとしたプライベートのことまで普段は聞かれないような話を積極的にしていきました。

課題解決プログラムで大切なのは職員や地域住民の方々との信頼関係の構築です。仕事の話だけでは関係構築などできるはずもなく、取材相手の大切にしていることやプライベートにも触れていかないと関係は作れません。また、取材する側も普段のビジネスモードではなく個人として向き合うことが重要で、多くのビジネスパーソンが課題となる瞬間です。

最終日の発表会の際、行政職員からの「ここまで取り組んでくれて本当にありがとう。」という言葉にメンバーが涙する場面もありました。

右も左も分からない初めて参加する地域課題解決プログラム。正解のない問いに向き合い続けた中で、不安も大きかったと思います。そんな中でかけて頂いた言葉が心に沁みたのかなと感じました。

社会人になって泣けるほど頑張れる環境があるって幸せですよね。このプログラムの可能性をひしひしと感じています。

4)鉾田市:地域プロデューサー養成講座

つくば市元副市長 毛塚さんとのトークセッション

茨城県鉾田市で推進している「ほこたフューチャーセンタープログラム」。その中の講座の一つ地域プロデューサー養成講座DAY5を開催しました。

今回の講師はつくば市元副市長で現在は栃木県を中心に複数の自治体で都市経営アドバイザーとして活躍されている毛塚 幹人さん。

内容は「行政を巻き込んだ地域づくりを考える」をテーマに毛塚さんのつくば市副市長時代に大切にされていた官民連携の考え方や事業の作り方、地域住民を巻き込んだ活動で大切にされているスタンスである「スモールスタート」など、鉾田市で活動をされている参加者にとって大きな学びになったようです。

また、トークセッションでは地元出身で外に出ていっている人向けにどのように情報を届けるか、一緒に活動ができるのかなど、毛塚さんの体験談を交えた様々なディスカッションになり、今後の実践に向けた良質な学びの時間でした。

ちなみに、11月には「鉾田市にゆかりのある人探してます」という看板を持って東京の主要エリアでイベントします。興味のある人はご参加ください!

5)柏市:地域健康福祉計画 地域共生社会実現会議

地域共生社会について意見交換

IRODORIでは千葉県柏市の第5次地域健康福祉計画の策定支援を行っています。
今回は福祉分野に関わる柏市職員、社会福祉協議会職員のみなさん約30名と一緒に地域共生社会の実現に向けて自分たちは何ができるのか?をテーマにワークショップを行いました。

レゴ@シリアスプレイ@を活用して、福祉分野に関わる職員のみなさんが普段どのような仕事をしているのか、何かしらの理由で諦めてしまっている、我慢している仕事はどんなものがあるのか等を話し合いました。

普段から一緒に仕事をしている職員同士でも、お互いが考えていることや取り組んでいることを話し合う機会は少なく、仕事における価値観などを知らないケースは多くあります。

実際にワークを進めていくとほとんどの職員が地域の福祉について多様な想いを持っていて、それぞれの立場で全力で取り組んでいます。ただ、複雑な業務のため連携する機会、対話をする機会がほとんどないのが現状だと思います。

そんな職員のみなさんと地域共生社会の実現に向けて何ができるのか?さらには地域健康福祉計画を策定することで、どんな柏市にしていきたいのか?を可視化していきました。

6)津山市:持続可能な地域共創ワーケーション


5月に包括連携協定を締結した岡山県津山市、NTT西日本岡山支店、AKKODiSコンサルティング株式会社、株式会社スカラパートナーズのみなさんと共に地域内外をコーディネートできる人材育成「地域コーディネーター育成講座」を3日間で実施。

当日はIRODORIオリジナルコンテンツの地域プロデューサー養成マニュアルを活用した研修を実施し、さらにはローカルダイアログファシリテーター養成講座も実施し新しいファシリテーターが5名新たに誕生しました。

7)須賀川市:ワガママAwards

関係者全員でワガママポーズ

6月に始まった「須賀川ワガママLab」プログラムも最終日を迎え、開発したスマートフォンアプリと企画案の発表!!

当日はNTT東日本の地域交流創造施設「須賀川みらいラボ」のオープン日でもあり、多くの関係者に見守られながら成長した学生たちの発表は幸せな時間でした。

課題は解決されるのを待つのではなく、自ら解決できることを体感できる機会は多くないと思います。しかし、テクノロジーの進化によって地球上のほとんどの人が所有しているスマートフォンアプリが作れるだけで、課題の解決者側になれる時代が来ていることを体感できると参加者の未来の可能性が一気に広がります。

これからも継続して取り組んでいきたいです。

詳細はこちらから

8)鉾田市:ワガママ会議

毎月開催している「ほこたワガママ会議」。
今月はメンバーが地域で推進しようとしている企画をみんなで盛り上げようと作戦会議を行いました。

地域で新しい何かを始めようと思っていても、一人だと推進できないまま時が過ぎてしまい諦めてしまうことが多いと思います。「ほこたワガママ会議」は「こうなったら良いな。こんなことしたいな。」と思っている地域の方々がアイデアを持ち寄り、みんなで楽しみながら実践していく場として運営をしています。

昨年の12月から開催していて徐々に多様な人が集まってくる場となってきました。11月のワガママ会議も楽しみです!

9)矢祭町:地域おこし協力隊募集イベント

募集イベントの様子

IRODORIでは福島県矢祭町の地域おこし協力隊募集・伴走支援をしており、2つの職種の隊員募集のイベントを開催しました。

①「本を通じたまちづくりコーディネーター」

②人と人をつなぎ、まちが笑顔であふれる地域新聞の再興を仕事にする地域おこし協力隊

矢祭町をフィールドに多様な挑戦ができることは本当にかけがえのない機会だと思います。地域活性化という言葉をよく耳にしますが、実際には仕組み作りの話が多く「誰のどんな未来をつくるのか」が明確になっていないケースが多いと思います。

地域で暮らしている人々が健康で幸せな日々を過ごせるためには、現場で何をすれば良いのか?を考えて実践できる機会を持てることは、協力隊の方々にとって、その後のキャリアを考えた時に大きな財産になることは間違いありません。

僕たちはそのサポートができることが最大の喜びであり大きな使命感にもつながっています。ぜひ、興味のある方は応募してみてください。

10)鉾田市:Free Coffee

コーヒーを片手に地域との繋がり創出

鉾田市で立ち上がった「ほこたフューチャーセンター」のイベントでFree Coffeeを実施。

Free Coffeeとは見知らぬ人同士をコーヒーという媒介を通して繋いだり、Free Coffeeというイベントを通して人と街を繋ぐ。 日本のどこかでポツポツと発生している現象。 それをFree Coffeeと呼んでいます。

秋田市文化創造会館HPより

当日は鹿島灘海浜公園に有志メンバーが集まって、鉾田市や近隣地域に暮らす人とコーヒーを片手に「地域のワガママ」について話をしました。

詳細はこちら

いつも本当にありがとうございます!!
多くの関係者の方に支えられてます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?