一本歯下駄ミーティング@和気(岡山)
2月5日、6日と岡山県和気郡和気町にある家具屋さん「ビッグモリーズ」で一本歯下駄ミーティングなるイベントが開催された。
今までにはない複合型一本歯下駄イベント。これまでの一本歯下駄イベントで単発的に行われていたものをまとめて二日間で実施するというもの。
具体的には、一本歯下駄セミナー(座学)、一本歯下駄体験会、一本歯下駄エクササイズ、一本歯下駄ワークショップ(一本歯下駄メンテナンス:鼻緒挿げ替え・鼻緒製作など)がコンテンツとして含まれる。
5日午前10時から私アドヴェンチャー・ランナー高繁勝彦による一本歯下駄セミナー。
一本歯下駄に関する内容はもちろんだが、私が一本歯下駄と出会って以来10年の間に得られた出会いや発見、気づきや学びについてお話しさせてもらった。
その後、私自身が持参した一本歯下駄の体験をしていただき午前の部が終了。
午後には、GETTA認定インストラクター桒田(くわた)さんもご参加頂く。
そして、桒田さんによる一本歯下駄体験と一本歯下駄エクササイズでは参加者の皆さんには体を動かして頂く。
午後は一本歯下駄メンテナンスワークショップ第一部。
参加者の皆さんが持参された一本歯下駄の鼻緒をいったん外し、再び挿げ直すという作業。
鼻緒の調整は前坪(まえつぼ)で何とかできるものだけれど、後坪(あとつぼ)をすべて外して挿げ直すにはそれなりのノウハウが必要。
自分自身でメンテナンスできるようになると、さらに一本歯下駄への愛着が湧いてくるもの。
一本歯下駄は非常にシンプルな構造で、特に複雑な部分というのはない。メンテナンスさえきちんと行えば、歯が折れたり台が割れたりしない限りずっと使えるエコな履き物。
上の写真は、歯の裏にタイヤゴムを取り付けているところ。
初日はこの後、懇親会があり、ビッグモリーズのスタッフの皆さんと盛り上がった。
そして、二日目の午後は一本歯下駄ワークショップ第二部「鼻緒製作講座」。
あらかじめ生地を筒状に縫ったものと台紙、パラコードを参加者ごとにセット。
芯となるものを作り、それを筒状の布の中に入れ、下駄に挿げるというもの。
これも慣れれば一人でできるようになるものだが、微妙な調整ができるようになるには少し経験が必要かもしれない。
できあがった鼻緒をそれぞれ一本歯下駄GETTAに挿げたのが上の写真。
鼻緒は一本歯下駄の顔となるもの・表情を作り上げるもの。鼻緒を変えるだけで一本歯下駄のイメージがガラッと変わる。
極太鼻緒と超極太鼻緒はPEACE RUNセレクトショップでも販売している。
二日間非常に充実した中味の濃いイベントとなったのも、主催者である大森さんご夫妻とビッグモリーズのスタッフの皆さんのおかげであることは間違いない。
桒田さんに加わっていただくことで、さらにイベントが盛り上がったのもありがたいことである。単発イベントを私一人でやるだけでは絶対にあり得ない状況を今回は体験できた。それだけでも貴重な経験である。
一本歯下駄は確かに人と社会の未来を変え得る。ならば、一本歯下駄アンバサダーである私にとっても、人と社会の明るい未来の実現に向けて日々できることに取り組んでいかなければならない。今回のイベントは、あらためてそんなミッションを私に再確認させてくれた。
今回のイベントで一本歯下駄を知った・体験した方々の未来がより素晴らしいものになることを心から祈りたい。
この日のレポートはこちらでも
一本歯下駄ミーティング@和気町
和気町探索&一本歯下駄鼻緒製作ワークショップ
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*ライター:
「PEACE RUN世界五大陸4万キロランニングの旅」を走るアドヴェンチャー・ランナー 高繁勝彦