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台湾🇹🇼旅遊日記2024⑥最後の夜は新築にてアート散歩
台湾の最後の夜をどこで過ごすか問題で達人のおすすめは新竹。
台北の松山空港を16時台に発つ便に乗ることが条件。
台北から1時間の距離で、豊かなアートシーンと食、
そしてここにも好人ありということで、新竹で一泊することに。
嘉義からは新幹線で新竹へ。
ちなみに嘉義の新幹線の駅は街中から車で30分ほどかかる。
嘉義公園の神社をの見学を終えたのが10時半過ぎ、
11時の新幹線に間に合わせるためにジェットコースターのような
スピードで駅に到着。お別れもそこそこに新幹線に飛び乗った。
人懐こく、懐深くお世話してくれた周さんとはこのくらいの別れ際が
良かったのかもしれないな。
周さんに限らず、ここまでの出会った台湾の友人たちとは
離れ難い気持ちになった。人情があったかいんだよ。本当に。
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さて、順調に新幹線は昼過ぎに新竹へ到着。
一緒に旅をしていた夫はここで仕事の都合でひと足さきに帰国へ。
私は一人で新竹の夜を過ごすことに。
駅近くのホテルに荷物を置き、
雨の中、䑓鉄の旧駅舎をリノベした新竹市鉄道藝術村へ。
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かつての駅は現代アートの展示とワークショップを行うスペースに
変身していた。駅構内の広々とした空間が現代アートを展示するには
ピッタリ。
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『我們來自同一個地方〜We come from The same place』というタイトルがついた台湾の現代アーティスト Lu Chiao Shinの展示が開催されていた。
私が台中で展示している古代文字アート『根っこ』と共通するテーマでもありフックされました。
琵琶湖と比叡山にて4か月のアーティスト イン レジデンスとして制作活動した作品。
『自然と人間は一緒に変化しています。
将来、私たちのライフプロセスに、どのような変化が生じるのか?
私は不確かですが、私たちは皆同じ場所から来ていることを知っています。私は自分の体と魂を自然と絡み合い続け、
自然との継続的な対話に従事します。
私たちは環境と絶えず対話をしている有機的な存在だと信じています。』
というメッセージを添えて。
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台中の展示にも来てくださっていた
ここ鉄道藝術村のディレクター、李さんともお話ができ、
古代文字アートへの感想も伺えて参考になりました。
書の線をお持ちですね、と言われて嬉しかったのでした。
新竹は歩いて周れる範囲にいくつかのアートスポットがあり、
その中で新竹公園内の工藝館と日本統治下に建てられた
旧制新竹中学校代々校長の住居がおすすめとのこと。
そこにあるカフェもいいですよ、ということでまずは新竹公園へ。
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最初に入ったのは工藝館。新竹はガラス工藝が盛んとのことで、展示と
実際にガラスの器作りを体験できる工房が併設されている。
この日の展示は日本と台湾のガラス職人・アーティストによる展示。
写真は撮れなかったけれど、日本はより繊細な表現、台湾は力強い作品、
そんな印象だった。色もモチーフもテーマも微妙に違い対比が面白かった。
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雨ということもあり、工藝館も公園も人は少なく、静かな時間を
過ごすことができた。温かいものをいただきにカフェにてしばし休憩。
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朝から移動したり、人に会ったり、アートに刺激を受けたりした
心と体の火照りが少し落ち着いたところで、ホテルへの帰り道に
ある『校長先生のお家』へ。
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カフェが隣にあり、庭にはビストロあり、
『旧新竹中学校代々校長の住居』は日本統治下に建てられ、1922年から終戦の1945年までは日本人の校長先生がここに住み戦後、台湾の教育を取り戻そうと奮闘した熱血先生辛志平氏が家族と共に40年住んだ住居。
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辛志平氏が1985年に亡くなった後、しばらく廃墟となり、
改めて修復された日本家屋。
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今は、見学自由な歴史史跡の一つでありつつ、
庭先にカフェやビストロも併設されている。
次回はゆっくりお茶もしたいもの。
嘉義の神社同様に、日本でも貴重な日本建築をこうして丁寧に保存し、
再利用されていることに深く感謝する。
このことは実はとても重要なこと。
戦争というものは、人だけでなく相手の文化や思想をも破壊する。
しかし、台湾では日本の文化、精神性、そして技術や美徳を
私たち日本人以上に大切に受け継ぎ、現代にいきながらも
生かしてくれていると感じる。
それが、今回の旅を通して一貫して発見し、感じることだ。
この懐の深さが旅する時間の中で重なり、私自身の台湾への愛もまた
深まっていく。
かくして、台湾最後の夜となり、新竹のおすすめビーフンの屋台へ。
一人だと食べられる量が限られるのがひたすら残念である。。。
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夜の散歩もこれで最後。
わざと遠回りして帰ることにした。
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