Black Lives Matter から私が感じたこと
今アメリカで起きている抗議運動"Black Lives Matter"
人口の98パーセントが”日本人”である日本では
マジョリティーである”日本人”が
日常で人種差別に対して深く掘り下げて考える機会は少ないかもしれない。
そんな私も日本ではマジョリティーとなる訳だが、
"Black Lives Matter"の抗議運動を見て、
果たしてこの問題は
単なる海の向こうで起きている出来事
として片付けられる問題なのだろうか?と感じた。
私は今現地にいる訳でもなければ、
人種差別問題について特別詳しい訳でもない。
ましてや、私は日本で生まれ育った”日本人”。
だから他の人種の受けている差別を
彼らの立場になって語る事もできないし、
してはいけない事だと思っている。
でも、私は今何が起きているのか知りたいと思った。
色々な情報が飛び交う中、正しい情報を得るには注意が必要だと思うが、
自分なりに色々調べてみた事で、
私はあまりにも無知だったと実感した。
とりあえず頭を整理するためにも、
現在までに理解した事を簡単にまとめると、
・黒人の人々は産まれた時から、肌の色が違うという理由だけで差別され、白人が持つPrivilege(特権)がない事。特権とはある社会集団に属する事で、自らの努力や労力なしで得た目に見えない財産の事で、その特権によって社会的弱者が存在するという事。目に見えないから特権を持っている側からしたら気付き難いが、悲しい事に社会にはこの特権が今も存在する。
・"Black Lives Matter"と言う言葉の裏には
ブラックコミュニティの人権に関して深い歴史が関わっていると言う事。
・その歴史を知ると、昔に比べたら改善された点はあったとしても
彼らは長い間、今も恐怖を感じながら生活をしているんだと言う事。
(その恐怖は人生の大半をマジョリティーのグループに属していた私には想像しがたいもの)
・”Black Lives Matter(黒人の命も大切)”という事は
他の命が大切でないという事を話している訳ではないという事。もちろん全ての命が大切である。しかし、黒人の人々からしてみたら、長い間自分達の命が危険にさらされている中、全ての命が大切であればそれを証明して欲しいというわけだ。
・この抗議運動でブラックコミュニティが訴えているのは
社会の中で安心した生活を送りたい。という事。
(色々と読んだ中で、この記事が簡単にわかりやすくまとめられていたので
気になる方は読んで欲しい。)
私はまだ知識が足りず、学んでいる最中だ。
けれど私は今回の問題について考える中で、
無知である事は罪だと感じた。
私は今まで、Love&Peaceと心に思い、
平和な世界を望んでいた”つもり”だった。
人間としての基本的人権も
人種に関係なく守られるべきだと思っていた”つもり”だった。
この社会には目に見えない力の差が存在し、
それによって苦しんでいる人たちがいる。
人生の大半をマジョリティーに属して生活してきた私は
マジョリティーの特権について考えた事もなかった。
調べてみれば、私は問題の根本的な原因も知らず、
ただ”平和な世界”という幻想を思い浮かべていたに過ぎなかったのだ。
そんな上辺だけの”世界平和”でなく、
不平等な社会のシステムを根本的に変える第一歩となるように、
黒人、白人、何人関係なく基本的人権が守られる世界になるように、
いつかAll Lives Matter(全ての命が大切である)と言える日がくるように、
微力ではあるが、私は真実を学んで、
身近な人とこの問題について話す事から始めたいと思った。
人間みんな地球人。
遠くの国で起きている事として無関心でいるのを止めて
真実を知り、学び、相手の立場になって考える事が大切なのではないか。
今一度、人間社会に生きる一員として、一人一人が
「社会」とは何なのか考える事が必要なのではないかと思う。
本当はまだ想いは溢れるけど、今日はこの辺で。
愛に溢れる世界が訪れますように願って。
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