Peace flag プロジェクト

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最近の記事

酒と肴と経済と 参加者:早野拓真さんインタビュー(2020年9月)

これまで、2016年にpeace flag プロジェクトが開催したイベント「酒と肴と経済と」のアーカイブ記事を公開させていただきました。 今回の記事は、あの時高校生だった参加者のおひとり、早野拓真さんにインタビューさせていただいた内容です。 ―― 酒と肴と経済とに参加してくださった時は、高校生でしたね。 はい、高校2年生でした。 ―― イベントに参加してくださった時のディスカッションで、和歌山県の「きのくに国際高等専修学校」に通ってらっしゃることを知りました。遠くから参加

    • アーカイブ5 最終ディスカッション 2016年11月19日

      「酒と肴と経済と」イベントの最後に、登壇者、参加者、主催者がみんなで円になって、思いを共有、語らいました。 なかじさん(以下 な) それじゃあディスカッションに移りたいと思います。大きな輪でやりましょうか。なんとなく皆の顔見えるように大きな円でやってみましょう。 お酒飲みながらやってみましょうか。 車座になってお話してみましょう。主催者の方も。 ゲストの話聞きたくて企画しても、主催者は準備で聞けないんですよね。 渡邉格さん(以下 格) そうですよね。大変ですよ。皆さん準備

      • アーカイブ4 発酵座談会 (2016年11月19日)

        きょう集まった皆さんが自分たちの仕事とか生活の現場で発酵させていく、そのヒントを聴きたいなと思って話します。皆さんもこれ聞きたいなとか、それはどうなんだ、うちはこうなんだよ、とかあったらどんどん質問してみてください。 寺田優さん(以下 優) 自己紹介させてください。千葉でお酒造りをしています、寺田本家の寺田優と申します。うちは創業340年ぐらいになる酒蔵なんですけれど、もともと近江商人だったんですよ。 近江で酒を造ってたらしいんですけれども、340年前に千葉に引っ越して引き

        • アーカイブ3 渡邉格さんのお話 4 循環型経済の話 (2016年11月19日)

          ・循環型社会の作り方ここからは循環型社会の作り方という話題に入っていきますが、派遣と正社員、あるいは右翼と左翼とか、あの人の家は安いのにうちは高いとか、そういうことで庶民同士がバラバラと分断していってることに、私はすごく不安に思います。 分断対立は弱い者、知らない者に向かい、「中国が攻めてくる」とかいろんなこという方もいらっしゃって、「日本はもっと一致団結して戦わねば」とか言っちゃってる方もいて。それなら何で3.11の後に攻めてこなかったんでしょうかね? そんなことよりもも

        酒と肴と経済と 参加者:早野拓真さんインタビュー(2020年9月)

          アーカイブ3 渡邉格さんのお話 3 経済の話(2016年11月19日)

          ・水を求めて鳥取へうちではHP作成から経理とか、大工、水の確保などを全部自分たちでやってきました。 千葉時代は水道業者を引退したおじいちゃんに水道工事を教えてもらって、ひととおり出来るようになりました。すっげえ面白かったですね、この工事は。 それから独立した電気屋さんにも教えてもらって電気工事をやらせてもらって。 せっかく水を求めて岡山に行ったので、井戸を掘りたいですよね。 実際にスコップで5メートル掘ってみたら、水出たんですね、土の中からじわーっと。びっくりしました。で、や

          アーカイブ3 渡邉格さんのお話 3 経済の話(2016年11月19日)

          アーカイブ3 渡邉格さんのお話 2 菌の法則 (2016年11月19日)

          ・精神と発酵の関係性菌の法則、どうやったら菌が下りてくるのか?というのはだいたいが調和だということがわかりました。 つまり菌が降りる要因はひとつではなく複雑に絡んでいて、全体のバランスが取れた時に可能になるということです。 例えば、何かひとつの素材がいいから菌が降りてくるかというとそうでもなくて、あるいは環境がいいけれども素材が悪かったらダメなんです。 調和が崩れないように、ひとつひとつの要因がすべてだいたい及第点であればいいということですね。 要因のひとつとしてスタッフの精

          アーカイブ3 渡邉格さんのお話 2 菌の法則 (2016年11月19日)

          アーカイブ3  渡邉格さんのお話1 脱サラしてパン屋へ (2016年11月19日)

          渡邉格 2008年、夫婦共同経営で、千葉県いすみ市にタルマーリーを開業。 自家製酵母と国産小麦だけで発酵させるパンづくりを始める。 2011年の東日本大震災の後、より良い水を求め岡山県に移転し、天然麹菌の自家採取に成功。 さらに、パンで積み上げた発酵技術を活かし、野生の菌だけで発酵させるクラフトビール製造を実現するため、2015年鳥取県智頭町へ移転。 元保育園を改装し、パン、ビール、カフェの3本柱で事業を展開している。  著書『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』(講談社

          アーカイブ3  渡邉格さんのお話1 脱サラしてパン屋へ (2016年11月19日)

          アーカイブ2 本武秀一さんのお話 2016年11月18日

          本武秀一 プロフィール:屋久島で自然農を営む。 井﨑敦子さん(以下 敦) 屋久島から本武秀一さんにお越しいただきました。屋久島で14年間、自然農でぽんかん、たんかん、それからお芋類をメインで作ってらっしゃるんですけれども、まずは本武さんのほうからお話いただいて、スライドを見ながら座談会形式でお話いただけたらと思います。 本武秀一さん(以下 秀) こんにちは。屋久島のほうからやってまいりました、本武と申します。今日は呼んでいただいてありがとうございます。屋久島のなかなか奥地

          アーカイブ2 本武秀一さんのお話 2016年11月18日

          アーカイブ1 高島美登里さんのお話 2016年11月18日

          高島美登里 プロフィール:「上関の自然を守る会」代表。 上関原子力発電所予定地の生物多様性とそれに生かされた人々の暮らしを守るために日々活動している。 高島美登里さんのお話(前半) おはようございます。 京都の皆さん、いろんなところからお越しくださってありがとうございます。 またピースフラッグの皆さん、こういう機会を与えてくださってありがたく思っています。 いまみなさんのお手元にパンフレットを差し上げたのでよかったらご覧ください。まず上関の生き物たちと自然がどんなに素晴ら

          アーカイブ1 高島美登里さんのお話 2016年11月18日

          酒と肴と経済と あれから、これから、〜プロローグ〜

          2016年に老若男女が集い、旨い酒と食卓を囲みながら語り合った政治、経済、暮らすこと、生きること。 あの時のひとつひとつの言葉は心の真ん中にしっかりと根を張り、今に繋がりをもたらしています。登壇者、参加者、主催者は今日、何を思って、どう過ごしているのでしょう。 5年後の今だからこそ聞きたい、あれから、そしてこれからのこと。何かの糧となるだろう言葉が集まりました。 「酒と肴と経済と」は2016年にpeace flag projectが企画した催しです。 震災後の対応や、安保関

          酒と肴と経済と あれから、これから、〜プロローグ〜