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懐かしい思い出の品々
近々、ローマ教皇レベルのお客様が、拝啓あんこぼーろ宅へ足をお運びになられる。
だから僕は、うきうきわくわくして、逆関節に指折り数え、その日を待ちわびている。
けれど、お客様となると、お掃除が必要なのである。僕は普段、147匹の猫と、捨てられない家具や服などが折り重なった家で生活をしているから。
だから、埃の溜まった普段はお掃除しない場所を、テキパキとした掃除の手付きを夢想しながら、ただ眺める。
そして、片付いていないクローゼットの中を、ものすごい判断力で整理してゆく自分を夢想し、その混沌をただ眺める。
眺めるのに飽きてくると、整理や掃除をするしかなくなってくる。やがてあきらめたように僕は掃除を始めるのだ。そう、まるで何かを、嗚呼と、あきらめたようにね。
そうやって整理や掃除をしていると、思い出の品々が飛び出てくるのであるとここでここでいきなりあんこぼーろ思い出の品々3選!!!
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曾祖母「モモエ」の遺品である。
さびれた炭鉱街の、そのまた郊外の平屋の一室に、いつもこの貯金箱は夕日を浴びて座っていた。僕がこの貯金箱を見上げると、腰の曲がったモモエが言う。
「ひとがなんか悪いことしとっても、言うとってもくさ、みらんでいいとたい。きかんでいい。言わんでいい。見ざる言わざる聞かざるたい」
片脚のない夫、藤太郎の代わりに、男たちに混じりトンネル掘りの仕事をしていたモモエ。そのモモエの人生訓。
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何なのか、お分かりいただけるだろうか。弁当箱のようないでたち。
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さてこれは、一体何なのでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1638754646230-kK0L9FpYMq.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1638754686371-mWM0Q6MIw3.jpg?width=1200)
そうですね、ポラロイドカメラですね。今風に言えば、チェキですね(“今”の定義)。
二十歳ぐらいの頃、とある人から譲り受けたもので、たぶん、2万円くらいで購入。
フィルムがものすごく高いので、日常使いはできない!というスグレモノ!使えるのに使えないという、もうそこに在るだけという存在価値!深み!
ふぅ。
こういうふうにさ、掃除してると、懐かしさゲージが溜まってしまってもう心がワニワニパニック!あ!ワニワニパニックって、実は元祖リズムゲームなのかもしれないね!いやんアバンギャルド!
ということで本題です!
あこはるどんが何かを予告!
あなたのハートを爆破予告!
懐かしいもの3選目。
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家に上がり込んできてぬくぬくとしている7日くらい前の野良猫ぴーすです。
どうも、ぴーすです。
![](https://assets.st-note.com/img/1638755366447-ezEwtM3JO5.jpg?width=1200)
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