ということで古事記で好きなシーン。
最近、喋るっていうことが好きなんだなということがわかってきました。子供の頃から無口な方ではあったとは思うので、しゃべるって無縁の特長だと思っていました。しなかしながら四代前の半次は破天荒で女好きな人だったらしいし、祖母の父の杢次郎は村でも尊敬されるような頭が良い努力家だったらしいので、遺伝子を掛け算とか引き算とか割り算とかして、実はしゃべるのが好きっていう子孫ができあがったわけです。
というわけで古事記についてしゃべります。というか書きます。
古事記を調べていくうちに、やっぱりイザナミの死んでしまうシーンはとても感慨深いものがあるなぁ、と思うので、チャンネルはそのままでお願いしたい。どうしてもお伝えしたい。
古事記では最初にアメノミナカノヌシという神様が突然現れて突然消えるのですが、そんな神話の中で十二番目に生まれるのがイザナギとイザナミなんです。ナギとナミだと分かりやすいですね。それでお話します。
ナギナミコンビは島を作ったり(今あなたが日本にいて、これを読んでいるならば、その足元の島、ナギナミコンビの作品である可能性が高めですよ)、神を産んだりするわけです。生むのはナミの方ですね。ナミはさまざまな神様を生みましたが、カグヅチという火の神様を産んで、大火傷を負い、病床に臥します。ナギは看護や介護の経験はなかったと思うので、見てるだけしかできなかったかもしれません。
寝たきりのままで、排泄物や嘔吐物が出るのですが、それらからも、神々が生まれます。
嘔吐したものからは、金属の神。
うんちからは、土の神(粘土?)。
おしっこからは、水の神と、食べ物の神(穀物とか)。
ちょっとよくわからない。なぜここで金属が出てくる。
なんか関連性がなさそうなんですが、ここで、足し算をしてみると、面白いことが起こりました。チャンネルはまだそのままで!
火+金属=鉄製品
鉄製品+人=田んぼ耕す
鉄製品+人=鳥とか取って捌く
次のステップ。
耕した田+水+米=稲が実る
稲が実る+鉄製品=収穫する
そして次のステップ!
土+火+水=土器
土器+米+水=直火炊きの美味しいお米
火+鶏肉=地鶏の炭火焼き
直火炊きの美味しいお米+地鶏の炭火焼き=happy hour
刈り取った田んぼ+火=焼畑農業
焼畑農業=害虫・雑草駆除・灰は土地の栄養になる。
=来年はまたさらに美味しい米が作れる。
=うれしい。
=ありがたい。
この大火傷がきっかけてで、ナミは死んでしまいます。
今日のビールも、麦という穀物の神のワクムスビやトヨウケビメのおかげでございまして、水の神様ミズハノメのおかげでございまして、そのビールと共に食べる焼き鳥は火の神のカグヅチと、金属の神のカネヤマヒコとカネヤマヒメのおかげでございまして、
っていう古事記のイザナミのカグヅチの時のお話でございました。
これを読んだお嫁が夕方になると、「なんか焼き鳥食べたいよな、」ってどうせ言い始めます。
もしサポートして頂けた暁には、 幸せな酒を買ってあなたの幸せを願って幸せに酒を飲みます。