折星かおりという佇まい。
先日、折星かおりさんに、拝啓あんこぼーろの感想文を書いて頂いた。
年が暮れるか明ける頃ぐらいから、あんこぼーろの記事にどんどんスキがつき始めた。折星かおりさんから。
僕がMcDonald'sで照り焼きマックバーガーを注文しているときも、こたつで丸まっている時も、雪のなか仕事をしていたときも、折星さんは何日もの間、記事を読み進めてくれていた。
noteの世界には、読んでないスキも、無関心のスキも溢れてると思う。
あ!スキがついた!誰だろう!
と思って通知を見ると、1分間に5つもスキがついている。スキがつくのは嬉しいことのはずなのに、時間をかけて書いたものが雑に扱われたようで、悲しい気分になるときもある。
そんな世界線。折星さんのスキは、着実に一つ一つ読みながら点いていく。雑に扱われた捨て犬を撫でてくれているようで、嬉しかった。
同時に僕も、折星さんの記事を過去から遡って読み始めた。折星さんも僕と同じように、毎日投稿をされていた期間が長く、たくさんの記事があった。
休みの日、暖かい朝日を浴びながら。
夜、追い焚き中の風呂に浸かりながら。
うどん屋、かき揚げうどんが届くのを待ちながら。僕は「折星かおり作品」を読みふけった。
そして、とうとう、読み終わってしまった。
本当に「読み終わってしまった」という感じがした。そして結論達が生まれた。
結論。拝啓あんこぼーろは、折星かおりのファンである。
結論。折星かおりのエッセイを、
新潮文庫の紙の質感で読みたい。
結論。折星かおりの将来開くパン屋の間取りや窓からの景色や、一緒に働いている男性も全部見えてしまったから、 ベーカリー「ori hoshi」のショートストーリー書きたい。
結論。早く次の折星かおりnote読みたい。
読み終わって1週間くらい経つけれど、未だに折星残り火が、胸の深いところでじわじわと燃えている。子供が吹雪の夜、隣の村から大事に大事に持ってきた種火みたいに。
折星かおりさんは、双子。
生まれた時から同じ背格好の姉妹がいて、ことある事に比べられて来た。
双子って、いつも同じように平等に扱われる。一人っ子や長男や末っ子というような、差がない。いつも平等。だからこそ、些細なこともとても大きく感じる。
いつも比べられて、どうしてあなたは出来ないの、と言われて傷ついてきた、かおり少女。
でも、多分読者達は、折星かおりを、双子として見ていない。例えば僕は折星かおりを食材を丁寧に扱う綺麗な手つきの綺麗なお姉さんだと思っている。そこに双子だとか、比べてどうだとかっていう認識の余地が全くない。
折星かおりの書くものは、悲しくて寂しくて可愛くて美しい。綺麗なことだけじゃなく、悲しさも書く。そわそわする自分や、ずるい自分や、冷たい自分、部屋を片付けられない自分も書く。小学校の同じクラスの男の子が、自由帳の紙に書いた折星かおり宛のラブレターの、
わらうとかわいくて、
いつも、みとれてしまいます
という文字の様子も、彼女は文字で描く。
多分、折星かおりさんの文章を読んだことがある方なら、共感してくれると思っているのだけど、彼女の文章からは、彼女の息遣いが聴こえる。彼女の静かな声が聴こえる。だから、読むと言うよりも、聴くような文章だと思う。まるで星に耳を澄ますような文章。
だから、
あなたの文章はうつくしくて
つい、みあげてしまいます
と、僕は書く。
折星かおりにラブレターを書いた少年も、多分ただ折星かおりを見ていたんだろうと思う。誰かと比べる訳じゃなく。
折星かおりにファンレターを書いたあんこぼーろも、ただ折星かおりを読んでいる。誰かと比べる訳じゃなく。
簡単に言うと、折星かおりという佇まいが好きなのです。
折星かおりに、旅行に行ってもらって、旅のエッセイ書いて欲しい!(要望)
あとベーカリー「ori hoshi」書きたい。
(2度目)
さてさて!興味湧いて来ましたよね!!!!!!!!?
折星かおりに、興味湧きましたよね!!!!!!!??
ほれほれほれほれほれほれー!!!!!!!!!!!!!!
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番宣の時間
折星かおりさんの「感想文の日」まだまだ募集されているみたいです。
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