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傷つくことは、

今日も今日とて、羽のお話。

家のそばには田園風景が広がっていて、牛の牧場なんかもある。

そういう場所で散歩がてら、羽を拾っていると、当然のように景色の中の鳥たちが気になってくる。

寝床へ帰るオオサギ。

夫婦で夕涼みをするツバメ。

畑の穀物を啄むスズメ。

巣の場所を悟られまいとするヒバリ。

電柱の上から夕食を探すトンビ。


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羽は、抜けるべくして、抜ける。
子育ての終了時期や、季節の変わり目など。変化によって抜けるべくして、抜ける。

きれいな状態で抜けていることもあれば、

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ぼろぼろの状態で抜けていることも、ある。


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だから、自然界では、傷つくことは、当たり前なんだと思う。失うことも怪我することも。

人は、服を着て、街が整備され、怪我は少なくなった。でも、そのかわり、心の傷は増えたように思う。

傷つき落ち込む自分を、責めてしまう日もある。

けれど、でも、考えてみてほしい。

鳥たちは日々、羽が抜け、新しい翼を得る。


あなたも同じかも!


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拝啓 あんこぼーろ
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