ゲームじゃないゲーム
皆さんおはようございます。あんこぼーろです。さてさて今日は、スマホゲームについてのnoteでございます。
Sky 星を紡ぐ子供たち
というスマホゲーム。
最初はただのアドベンチャーゲームだと思っておりました。
精霊たちを助けて、次のステージに行く。そして、困難な最終ステージに行きクリアをして終わる。そんな感じで進みました。
そして実際、クリアをしました。
ですが終わった後に、「あれ、何か違うぞこのゲーム」と思い、また最初からプレイを続行してみました。すると、やっぱり違った。これ、ゲームじゃない。
このゲームをやっていて思う事。
それは、「クリアが目的じゃない」という事。
これより、このゲームについてのご紹介をさせて頂きます!
スタート地点にはいくつかの扉があり、その扉の先のステージにいる精霊たちの魂(残留思念なのかな?)に灯火を灯してあげると、その精霊が経験した出来事を追体験することが出来ます。
そして、その精霊から「感情表現」を学びます。
挨拶 ガッツポーズ 涙を流す 地面を踏んで怒る やれやれ 投げキッス こっちに行こう
などです。学んだ感情表現は、ジェスチャーとして再現する事が出来るので、ほかのプレーヤーたちに意思表示をする時に多いに役立ちます。
各ステージにロウソクが散らばっているので、そのロウソクを集めて精霊たちに渡すと、感情表現の他に、衣装や髪型や仮面やケープと呼ばれるマントなどを受け取ることが出来ます。
精霊たちにロウソクの献上をすればするほど、自分のなりたい姿に近づく事ができるのです。
髪をみずらに結ってみました。知らないプレーヤーが僕を見つめています。
おかっぱ頭や髭などもあります。ここで重要なことは、髪型は性別を規定するという事なんですね。髪型を選ぶということは、性別を選ぶということと同じ意味をもってきます。
一人で観光地に来て、セルフタイマー撮影。
一人で観光地に来て、飛びながらセルフタイマー撮影。
このゲームは、一人でプレイすることも出来るのですが、偶然知り合ったプレーヤーたちと一緒に飛び、プレイして行くことが出来ます。感情表現のジェスチャーは、世界共通的なものが多いので、海外の人々と、ある程度の意思疎通がジェスチャーのみで出来ます!
友達になる時には、お互いが持っている蝋燭を相手に捧げます。
今回出会ったフレンドたちは、偶然全員が黄色いマントをまとっているというミラクル。すごい。
試練というステージもあって、マントを取り上げられ、飛べない状態で進んで行かなければならないステージもあります。
心細く、とても不安になります。
そんな時に、ほかのプレーヤーの存在が光となり、お互いに助け合うことでしか、その試練を越えることは出来ないと分かります。
この暗闇の中の試練は、途中で何度も投げ出しそうになりましたが、もう1人の知らない人とふたりぼっちだったので、相手も同じ気持ちだろうからと、なんとか続けました。この試練を越えた時には、旧友のようにハグをして別れました。人の絆を深めるのは喜びではなく、その前の困難な状況なのだなぁ、としみじみと感じてしまうわけです。
この世界の各ステージには、光る子供達がいます。彼等はオブジェクトとして存在しており、その子供を沢山見つけてタッチすると、もっと高く、遠くへ飛べるようになります。
もっと高く遠くへ飛べるようになると、今まで行けなかった場所へ行くことが出来ます。その場所にはまた光る子供がいて、さらに遠くに飛べるようになる。
そして最終ステージ。
※ゲームのネタバレあり!!!
今までの美しい世界とは打って変わって、暗くうるさく、飛べない世界が待っています。
そこの最終局面では、飛べなくなり固まって石になった子供たちが沢山います。焼けて立ったまま炭になったような子供たちが沢山いるのです。
今まで自分が遠くに行くために、光の子供にタッチして集めた羽を、石の子供たちに分け与えて行きます。そして、自分の羽が無くなると、自分も石になるのです。
ある意味、宗教の観念を見ているような気持ちになります。自分のために集めてきた物事が結局は人のために使うことになる。そもそもが、人のために使うものだった、能力は、自分のために使う訳ではなく、結局は、人のためにあるものだと、最終ステージが物語っています。
最終ステージの最後には、まったく見たことの無い景色が広がって、とても美しいです。
音楽も映像も素晴らしく、是非やって欲しいゲームでありんす。一緒に飛びませんか。
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