同じ境遇、同じ疾病
70代 女性
主訴:顔面神経麻痺
完全な麻痺では無いですが、確かに引きつり感があり
本人もつっぱり感が氣になるようだ。
メタトロンで導き出したキーワードは…
怒り・拒否感・不安・神経質・我慢
頼りたい・人に合わせる・人間アレルギー
発症した時期、及びその前の期間のストレスを確認すると
家庭のストレスは無いと言い
顔面麻痺を発症する1か月前に
手の力が入らない、足が前に出ない感覚があり
脳外科で検査すると、血管のつまりが確認された。
オペを勧められたが2か月先。
そんな心配があったのがストレスだったのでは?との事だ。
医師による診断では、顔面の症状に関しては脳は関係ないとの事。
食生活も気になる。
毎日、朝はパン、昼は麺類。
既往歴も気になる。ここでこれらの分析は割愛するが。
キーワードを問うてみる。
怒り→ない 拒否感→ない
神経質→違う
このかたの娘さんが最初にいらしていて、娘さんから見た感じでは
支配的な父と、たまにヒステリーを起こす母。
ご主人とは結婚生活も長く
生活のために頼らざるを得ない、怒らせないように気を遣う
などは本人も自覚がある。⇒頼りたい・人に合わせる
親御さんについて聞いてみる。
母は自分の生きたいように生きた人。
自分に対しては
・幼少期は子供だからやるのはあたりまえ!
・大人になってからも私の家の近くに住んで!
と支配的な母親像であると感じた。
つまり幼少より、〇〇してあたりまえ!と育てられると
それが当たり前と信じ込んでしまう。
この解決していない深層心理問題が目の前の現象に投射される。
同じような支配的なご主人を選び、同じような現象を演じる。
幼少期は生活していくために母に頼らざるを得ない。
今もご主人に頼らざるを得ない。
我慢も限界を超えると麻痺する。
メタトロンは深層の怒りなどのフラストレーションを提示したが
本人は自覚が無い。
子供の頃はあーしたい、これ欲しいとおねだりするものだ。
しかし母の支配下に置かれて意を通すことが叶わない。
我慢があたりまえ、自分の感情の封じ込めなどが慢性化し
自分の感情が奥底で置き去りになってしまう。
“怒り”
ご主人にもなんでそんなキツイ言い方するんだと言われるようだ。
友人とカフェとかで話していると周りから見ると喧嘩してるの?と良く言われるそうだ。
本人に自覚が無くても、抑えるのが当たり前になっている怒りエネルギーが炙り出る。
そんな無意識下のフラストレーションが沸点を越えると
ヒステリーのような爆発が起こるのだろう。
軽い運動でもして発散したらどうかと提案。
運動はある程度はしているようだ。
だが、友達付き合いも初対面の人に気をつかったりが
しんどいようだ。⇒⇒⇒神経質、人間アレルギー
驚いたのは、当院にほとんど同じような境遇におられたかたがいて、
そのかたも顔面神経麻痺を抱えている。
同じように母に○○だから当たり前、と支配されている。
顔は、世の中に自分をどう見せるかの象徴だ。
つまり
・〇〇によい顔をする。
・面目を保つ。
など、人の期待に応えようとばかりしたり
誰に対しても愛想をよくしようとしたり
面目を失うことを恐れたり…
本当の自分の顔を取り戻さないといけないという
身体からのメッセージなのかもしれませんね。
※ここでは、主に心理的影響を考えるのに重きを置いています。
当然症状には、食事・身体の使い方・睡眠・ウィルスなど
様々な要因があると思いますので、それらについては
専門家にご相談ください。