心を整えるって
今日は久々に朝ウォーキングをした。
日差しは強かったが、空気が少しひんやりして、もう秋なんだなぁ。と感じた。
自分はウォーキング中にも、今後の自分らしい生き方の参考になるような新しい情報を知りたいので、
stand.fm(通称スタエフ)を聴いている。
これまで何人かの方のチャンネルのライブやアーカイブを潜って聴いて、自分と共通する考え方をする人、生き方に共感できる人、勇気を持って新しい事にチャレンジしようとしている人をフォローしている。
スタエフでは、他のSNSとは異なり、そのチャンネルを持っている方のフォロワーが何人居るかは表示されない。
でも、アーカイブの中で、沢山のリスナーの名前を出していたり、ライブ放送中に沢山のリスナーからコメントが入ったりする人達は、フォロワー数が多いんだろうなぁ、という事は容易に想像がつく。
とあるチャンネルの方で、以前は毎日朝ライブ放送をしている人がいた。
その方は、スタエフ以外にも他のSNSでも仲間の方達と精力的に活動をしていたり、自分の専門分野について情報発信をしている人だった。
きっと、人気者で沢山仲良くしている人達がいるんだろうなぁ。自分のような、放送も出来ないでただ他の人たちのチャンネルを黙って聴いているだけの人間とは住む世界が違うんだろう。と思っていた。
でも、ある放送回の内容がとても共感できるものだったため、「いいね」を押しただけでは気持ちが伝えきれないと思い、一度だけその方に勇気を出してレターを送った事があった。
何百人もいるであろうフォロワーの中の、一度も放送中にコメントも入れたことのない存在感ゼロのリスナーなどに返事をくれるのだろうか?
と、半ば諦めていたのだが、なんと翌日には返事が届いていた。自分が書いたレターへのお礼と、凄く嬉しかったという言葉、そして自分の置かれていた辛い状況に対して、労わりの言葉まで書いてあった。
毎日きっと多忙であろう人気者の方が、ここまでひとりのリスナーに対して誠実に向き合ってくれるのか!と、感銘を受けた。
しかし、8月のある日を境に、約1ヶ月の間、ライブだけでなく、収録された放送のアップもされなくなった。
何かあったのだろうか?
と心配だったが、かと言って全く会話をしたこともなく、気心が知れた関係でもない自分が、立ち入った事を聞ける訳がない。なので、またいつか放送が再開されるのを待っていた。
すると、数日前に、収録された放送がアップされていたことに気付いた。
早速視聴してみると、久しぶりの挨拶と、リスナー一人一人の顔を浮かべながら、元気にしていたかを気遣う言葉を話していた。
その回の内容も辛い状況に置かれた人達に対して安心感を与える話だった。
でも、声のトーンからは、放送しているその方自身が実はいまとても辛い状況にあり、そこから抜け出せずに悩んでいるのではないか?と感じる、やや疲れた感じの声色だった。
リスナーに元気を与えようとして、勤めて元気を装っている姿が、自分にとっては逆に痛々しく感じた。
一度立ち止まって、自分に素直に、自分自身に寄り添ってあげることが、心を整える上で大切だと教えてくれる程の人でも、いざ自分のこととなると、それが簡単には出来ないものなんだ。
そんな事を感じた数分間だった。