アラフィフおやじの夏、青春18きっぷ一人貧乏鉄道旅の振り返り(6日目:由布院の温泉宿に後ろ髪を引かれる)
アラフィフ世代、適応障害で長期欠勤中だった私が、この8月に一大決心をして、青春18きっぷを使い一人貧乏鉄道旅をした時の振り返りです。
前回は、5日目の由布院到着後の時間の過ごし方についてお話しました。
今日は行程6日目、由布院の温泉宿で迎えた朝、そして由布院駅を出発し、久大本線で日田彦山線始発の日田駅に向かうところまでのお話をします。
朝の岩風呂で一日がはじまる
昨夜は普段ではとても飲みきれないほどのお酒を頂いてしまったのと、遅寝早起きの毎日が続いていたことで疲労が蓄積していたためか、ちょっとベッドに横になったと思ったら爆睡してしまいました。
このため、ゆっくりと静かな夜のひと時を味わうことが出来ませんでした。
流石に前夜早く寝たせいか、翌朝は6時前にすっきり目が覚めました。
貸し切りのお風呂が折角5つもあるのに、前日は露天土風呂1つにしか入っていませんでした。
このままチェックアウトしてしまうのでは、旅のクライマックスの宿を全然満喫していない。こんなんじゃダメだ!
ということで、岩風呂1で朝風呂を頂くことにしました。
そうそう、今時は宿もIT技術を駆使していて、各お風呂の空き状況をスマホで確認できるシステムを利用していました。時代は変わりましたね~。
私は幸い、まだこういうシステムについて行けていますが、あと10年もしたら、ITの進歩について行けるか心配です・・・。
母屋を出ると、外は気持ちの良い夏空が広がっていて、緑も生き生きしています。
こちらが岩風呂のある建物です。私は左側の扉の方から入りました。
中の様子は写真に収められませんでしたが、木造の建屋の中に入り、脱衣場の奥の木の扉を開けると、大人なら2~3人で一杯になってしまうようなこじんまりとした洗い場と岩風呂がありました。
造られた年自体はまだ最近のものなのでしょうが、雰囲気はまるで昭和の時代にタイムスリップしたかのような感じでした。
風呂には私一人、お湯の温度は熱すぎず、ぬるすぎず適温、岩からちょろちょろと流れ出る源泉を触るとやはり熱いですが、溜まっているお湯に流れ込むとちょうどよい塩梅です。
静寂の中、木塀の高い位置にある明り取りの窓から朝日の光線が差し込んできます。
やっぱり、出発の前に湯に入っておいて良かった。
頭もスッキリと目覚めました。
出発前の癒しタイム+α(ジーパン生乾きでヒヤリ)
湯上りはテーブルセットの椅子に座り、外の空気に当たって汗が引くのを待ちます。この庭の木々を眺めていると、本当に心が癒されます。
ひとしきり外の空気を吸ったら、部屋に帰って出発の身支度。
余裕でパッキングが終わると思って油断していたら、前日チェックインした時に洗濯して干していたジーパンがまだ乾いておらず焦ります。(生乾きのにおいが・・・)大急ぎで部屋に備え付けてあったヘアドライヤーを駆使して何とか生乾きのポケット付近を乾かし、履いて行けるようになりましたが、あと20分遅かったらまずかったです。
出発間際にバタバタしたものの、何とか列車に間に合いそうな時刻に部屋を出ることが出来ました。
前日は写真を撮り忘れてしまった、宿の内部の写真を撮ります。
レトロな雰囲気、落ち着きますよね~。
私はこういう感じ、結構好きです。
こんなくつろぎの空間に居ると、名残惜しくて後ろ髪を引かれますが、そろそろ駅へ行く時間です。
ねこちゃんたちにさよならを言って、出発です。
癒しの世界に後ろ髪を引かれつつ出発
宿から歩いて12分、由布院駅に到着です。
前日で青春18きっぷの1セット目は5日分を使い切りました。
今日から、2セット目のきっぷが始まります。
この5日間、色々な駅で途中下車をし、改札口で下車印という駅名の入った豆印を押してもらいました。
切符にこの下車印を貯めるのも、青春18きっぷの旅ならではの楽しみの一つです。
改札口を通ると、既にホームには、これから乗車予定の久大本線久留米行の普通列車が待っていました。今日の列車は青色です。
9:20、由布院駅発
今日はちょっとゆっくり目のスタート。
前夜は折角温泉に宿泊したので、出来るだけこの地の滞在時間を確保したいと思いましたので。一日くらい、こんな日があっても良いでしょう。
あまりにも居心地が良かったので、由布院の温泉宿の話が長くなってしまいました。
ということで、由布院を出発してからの行程については、また次回お話します。(この振り返り記録も、鈍行列車ですのでご了承ください・・・)
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。