【野のへらぶな釣り心整家】辛くて仕方なかった私を野のへらぶな釣りが支えていた(辛さから逃れるため、取り憑かれたように釣りに通いつめた私)
アラフィフ責任世代のあなたへ
3連休の中日。
今日の関東地方は気持ちの良い
秋晴れの空でした。
昨日は家の中に籠り切りで
来週開催予定のイベント事前ガイダンスの
資料作りをしていました。
資料作りの進捗率は7割程度。
ですが、完成させようとすると
恐らく今日だけでなく
明日も家の中に籠りきりになる
可能性があります。
ですが、よく考えてみると
そもそも自分らしい生き方のために
ワクワク出来ることを
ライフワークにしようと
複業を始めたのに
単に忙しく、自由な時間が無くなるだけで
私の商いの原点である
野のへらぶな釣りには
何時まで経っても行けない日々が
続いてしまう。
これではいけない!
と思い直し、
資料の残り3割は帰宅してから
また取り掛かることにして
まずは野の釣り場に出向いて
この時期の最新の状況を把握し
魚の活性、どのような仕掛け
水深、エサで釣れているか
データ収集を行うことにしました。
早い話が、釣りに行ったということです(笑)
あなたは今日
何をして過ごしましたか?
今回は、海外長期出張の
ハプニング続きで積りに積もった
「野のへらぶな釣りに行きたい気持ちの昂り」
が爆発する原因となった私の体験談
マダガスカルで経験した3大ハプニング
を経験した結果の反動で私がどうなったか?
について語ります。
前回の語りはこちらです。
取り憑かれたように釣りに通ったのは、辛さから逃れたかったから
3回のマダガスカル出張で
様々なハプニングや試練を経験した私。
1か月間の出張から帰国する度に
数々の我慢、思い通りに事が運ばない
ストレスや苛立ちが
心の中に充満した状態になっていました。
その反動から、帰国すると
週末は釣りに行ける時間を無理やり捻出して
野のへらぶな釣りに通っていました。
「無理やり捻出する」とはどういうことか?
これは例えば、前回語った
フライト遅延で香港から成田行の
フライトに乗り遅れ
結果的に帰国に60時間を要したあの日
普通に考えたら
へとへとに疲れ切っているので
風呂に入って体をほぐし
しっかり睡眠を取る
といった感じで休みたくなりませんか?
(今の私ならそうします)
ですが、あの頃の私は違いました。
大好きな釣りをずっとお預けにされ
ストレスが爆発しそうなほど
心がやさぐれて帰国しています。
当時のブログを振り返ると
成田行きの飛行機の中で既に
帰国したら、どの釣り場に釣行しようか。
どんな釣り方が良いか。
など、脳内にアドレナリンが
分泌されまくっているかのような
高揚状態になって
「早く釣りに行かせてくれ!」
と心の中で叫んでいました。
そして実際
帰国した日(成田到着が朝6:20だったようです。)の午後
私は自宅でゆっくり休むことなく
あくせくと釣りの準備をして
釣り場に向かっていました。
どうやら、帰宅してタッチ&ゴーで
釣り場に向かう気満々だったところを
妻や子供達に引き留められた上
ひと悶着あったようです。
1か月も家を空けていた父親を待っている
家族からすれば、引き留めるのは当たり前ですよね。
幾ら不便でストレスの多い発展途上国で
仕事をしてきたからと言って
妻だって、父親の無事を心配し、ワンオペで
子供達の世話をして大変な思いをしたはず。
子供達も、久しぶりに父親に合えて
学校での出来事や友達のことなど
色々聞いて欲しい話もあったことでしょう。
それなのに、そそくさと家を出て行こうとする父親に
腹を立てない訳がないですよね。
冷静に考えればわかりそうなことです。
しかし、当時の私は、心にそんな余裕すら
なくなっていたのです。
家に抑えつけられるのが息苦しくて仕方ない。
一人だけの時間が欲しい。
煩わしいことは何も考えたくない。
ただひたすら、一心に水面に漂う細いウキを見つめ
魚が発する僅かな生命反応がウキの動きに出るのを
待ち続ける。
出来ることなら
夜昼構わずずっと釣りをしていたい。
そんなことまで考えるほど
心の中は荒波が立っていました。
家族から非難を浴びて
「週末の日中に釣りに行かないで欲しい。」
と言われると
私は意固地になって
それなら家族がまだ目を覚ます前に
釣りを終えて家に帰っていればいいのだろう?
と、金曜日に遅い時間に会社から帰宅すると
殆ど睡眠を取ることなく
夜中の1時、2時に真っ暗な釣り場に向かい
午前7時前に釣りを終えて帰宅する。
という無謀な釣行をするようになりました。
寝る時間を削って釣りをするほど
釣りなしでは正気でいられない状態に
なっていました。
仕事や職場の人間関係の悩み
中間管理職の立場での、上司と部下の間の
板挟みのストレス
様々な試練が次から次への自分の上に
覆いかぶさっていた時期
自分の心は正気で居られる限界まで
来ていたのではないかと思います。
自宅では、滾々と愚痴を話せば
妻には嫌な顔をされる
かと言って職場には
腹を割って本音を話せる相手もいない
親に友人にも相談できない。
そうなれば、自分一人で
何とかするしかありません。
一人になって
時には怒りの言葉を吐き出し
無我夢中で釣りをすることで
その間だけは鬱憤を忘れることが出来る。
あの頃の私の心は孤独でした。
沼にはまるようにのめり込んだ
ワクワク熱量が上昇する野のへらぶな釣り
それが私にとっての唯一の
心の拠り所だったのかもしれません。
しかし、あなたもきっと
感じていたと思いますが
こんな状態で野のへらぶな釣りをするのは
決して健全な状態ではないですよね。
私はその後、直属の役員であった上司の
パワハラを受けたことで精神的に不安定になり
開発コンサルタントとして発展途上国での
プロジェクトに従事し続けることを
思いとどまらせるショッキングな
出来事があったことなどが原因で
この業界を去ることにしました。
ですが、もし仮に私が完全に野のへらぶな釣りを
することを禁止されていたら
精神が崩壊していたかもしれない。
野のへらぶな釣りという
唯一の心の拠り所があったから
家族にはどう思われようと
最悪で、再起不能な状態にならず
今ここに私がいるのだと思います。
今夜は、当時の自身のブログを振り返り
発信していた一見明るい楽し気な内容の
裏に隠れた闇を深堀りしてみました。
あなたにとって
どうしようもなく辛い時に
心の拠り所になるものは何ですか?
ここまで読んで頂き
ありがとうございました。