八ヶ岳ピースファーム

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最近の記事

【大豆倶楽部から嬉しいご報告】

八ヶ岳の大豆倶楽部は今年の6月にできた農業コミュニティです。 そこで標高1200mの八ヶ岳の1800坪の畑でみんなで農作業をして栽培しました。 栽培というよりもほぼ草取り作業のみでした。 炎天下の中、人集まる日もあれば、全く集まらない時もありましたが、黙々と広大な畑の中でポツンと草取り。 それはそれで楽しいのですが、寂しさも少し・・・笑 とはいえ、1人でも農作業に参加してくれる人がいたらとても嬉しく、みんなでおしゃべりしながらひたすら草取り。 そして、なかなか実が

    • コミュニティ農業の田んぼ

      <コミュニティ農業の田んぼ> 無農薬・無肥料・天日干し・在来品種「亀の尾」「神力」のお米を栽培しています。 私たちの田んぼは全部で14000坪。ちょうど東京ドーム1個分です。 この面積を農薬にも肥料にも頼らずに栽培してきました。2023年4月からお米の種まきから始まり、ようやくこの10月に稲刈りします。 稲作をやったことがある人からすると、この面積を天日干しするなんて言われても「不可能だ」と疑います。 それは確かにひとつの農家がやるには不可能かもしれませんが、私たち

      • 大豆倶楽部で目指すもの

        今年の6月に始まった大豆倶楽部は早い段階で100人を超えるメンバーが集まり、標高1200mの農場で幻の品種「八天狗大豆」を無農薬無肥料で栽培しています。 大豆は日本の食文化の土台といえる食材で、味噌、醤油、納豆、豆腐などの原料になりますが、自給率は恐ろしく低く20%。無農薬無肥料で種までこだわったものになると、自給率は0.001%にも満たないレベルです。 大豆が収穫できたら、まずは味噌作りから始めていき、この「幻の八天狗大豆」と「キブツ八ヶ岳のコミュニティのお米」「八ヶ岳

        • 【ゼロから1人農業で生計を立てる】

          八ヶ岳ピースファームではジャガイモの収穫が始まりました。 6年間スコップで芋掘りしてきましたが、今年からはついに機械を導入。 写真は噂のコロッケさん。ジャガイモ収穫のヘルプにわざわざ大阪から八ヶ岳まできていただき、ジャガイモ収穫を一緒に行いました。 農業に理解あるコロッケさんは自然栽培のジャガイモから本当に美味しいコロッケを作ってくれます。多分、地球上で一番美味しいコロッケを作っています。 https://magokoro.store/ 農作業は機械の導入により格段

        【大豆倶楽部から嬉しいご報告】

          <無農薬・無肥料の幻の在来種"八天狗"の八ヶ岳大豆倶楽部始動>

          援農メンバー、Lineのオープンチャットにて随時募集中です! オープンチャット「大豆倶楽部」は下記URLから「誰でも」「いつでも」入ることができます。 https://line.me/.../1IssQt-Ve36Lz7osLehdaxUdTiYL9qOUF... こんにちは。八ヶ岳ピースファームです。 今年から本格的に「大豆」の自給プロジェクトを始めます。 大豆は”日本食の要”とも言える食材の1つ。 しかし、なんと自給率は20%とかなり低く、無農薬無肥料栽培で種

          <無農薬・無肥料の幻の在来種"八天狗"の八ヶ岳大豆倶楽部始動>

          農家から見たコオロギ食

          ついにやってきた昆虫食 さて、今回は「農家から見たコオロギ食」をテーマに話させていただこうと思います。 ちょっと前から話題になっていたと思うんですけど、昆虫食が注目を浴びています。 特にコオロギ食ですね。 これから増えていく人口問題に伴い、食糧が足りなくなるんじゃないかっていうことが言われています。もうちょいいうと、タンパク質が足りないのでは、と言うことです。 そこで高タンパク質の養殖も容易なコオロギ食を増やしていきましょう!ということです。 タンパク質は基本的には

          農家から見たコオロギ食

          農家の「晴耕雨読」の本当の意味

          先人たちの知恵をいただく さて、今回は「農家の晴耕雨読の本当の意味」をテーマに話させていただこうと思います。 日本には色々な4文字熟語あると思います。 そのうちの1つで「晴耕雨読」という言葉があります。 これの意味は、漢字のまま読むと、「晴れの日には畑を耕して、雨の日は畑に出れないから室内で本を読んで知識を蓄える」という意味です。 確かに、4文字熟語を覚えた時はそのようなことを記憶した気がします。 わりかし、覚えやすい4文字熟語でした。 実際にこの4文字熟語が本

          農家の「晴耕雨読」の本当の意味

          スーパーに並ぶ野菜は誰が決めているのか

          身の回りにあるものは「お金」を介して「人」が用意したもの 今回は「スーパーに並ぶ野菜は誰が決めているのか」をテーマに話させていただこうと思います。 結論から先に言ってしまうと、スーパーに並ぶ野菜を決めているのは、消費者さん、つまりスーパーに来て買う人が決めているっていうのが結論になります。 「いや、僕ら選んでないよ、勝手に並んでるんだよ」 と思うかもしれませんが、間違いなく、野菜を購入する人が、スーパーに並んでいる野菜を決めています。 もう少し、ちゃんと説明します。

          スーパーに並ぶ野菜は誰が決めているのか

          儲からない農業

          今は農業ブームである 今回は「儲からない農業」をテーマに話させていただこうと思います。 最近は食糧危機などのお話もあり、都会でも農業に興味を持つ人が増えてきたと思います。 youtubeでも農業を調べてみると、思っていたよりも再生回数回っているのもあります。 その数ある動画の中で、1番動画が回るのは間違いなく、「農家の収入」っていうところだと思います。 やはり、農業を始めたいと思っている人からすると、収入っていうところは絶対に外せないんだと思います。 なので、タイ

          農業の機械化による農村社会の変化

          八ヶ岳の農村社会ってこんな感じ さて、今回は「農業の機械化による農村社会の変化」をテーマに話させていただこうと思います。 僕ら八ヶ岳ピースファームは、山梨県の北西エリアで農業をやっています。 あまり想像できていないかと思うんですけど、標高が800〜1000mくらいのところに住んでいます。関東の人なら高尾山とか聞いたことあると思うんですが、あの山の山頂が標高600mくらいなんですね。スカイツリーとかもそのくらいの高さです。 そんな、山よりも高いところで毎日暮らしているんで

          農業の機械化による農村社会の変化

          日本の食料自給率を改めて考えてみる

          食糧自給率を精度をまずは上げようさて、今回は「日本の食料自給率を改めて考える」という話をさせていただけたらと思います。 現在、2023年の日本の食料自給率ってみなさんご存知の通りかとは思いますが、低いんですね。で、どれぐらい低いかというと、38%となっています。 ただ、この数字は結構一人歩きしているというか、正確な数字じゃないって思ってます。 というのも食料自給率の定義が、なかなか認知されていないんですね。 なんとなく、食料自給率が38%というと、38%以外、つまり、6

          日本の食料自給率を改めて考えてみる

          複雑化した農法に対する、学びの姿勢

          今日はこれから農業学びたいなって思っている人たちに向けてお話できたらなと思います。 まずは大前提のお話として、これだけは頭に入れた上で、話を聞いてほいんです。 農業って自然を相手にするお仕事ですから、正解の方法ってないんですね。 それは環境に影響されやすいっていう観点から見るとよくわかるんです。2つあります。 【1つ目】 例えば、毎年気温も異なりますよね? 2022年の夏って農家さんの中では結構特徴的な年だったと思います。 印象に残っている人が多いんじゃないでしょう

          複雑化した農法に対する、学びの姿勢

          2023年 食糧危機が起こるかもしれない

          先日、僕が参加しているコミュニティ、キブツ八ヶ岳のコミュニティのメンバーの方から、あるYoutubeの動画のリンクが送られてきました。それはすぐにはみることができなかったんですが、ようやく今日見ることができました。えっと、その動画のタイトルは、「2023年は食糧危機が起こるかも?」正確な動画のタイトルは忘れてしまったのですが、そんな感じのタイトルだったと思います。 今ね食糧危機が結構話題になっております。 この動画だけでなくてですね、動画で発信している方は結構、食糧危機に

          2023年 食糧危機が起こるかもしれない

          日本の農業とその先の未来

          日本の農業という世界に関してお話ししたいと思います みなさんのんな周りで農業やっている人って、あまり多くないのかなぁって思っています。 というのも、2000年には398万人いた農家さんは、毎年減少していって、2022年現在は97万人まで減ってしまいます。 この20年でもう4分の1くらいになっちゃっているということですね。 それに加えて、この少々高齢化が騒がれている日本で、農業の世界の人口はさらにそれが進んでいます。 日本人の今の平均年齢は、48.6才。これは世界第2位

          日本の農業とその先の未来