数字で見る教職員の精神疾患による病気休職者数
「仕事が辛い」
「労働環境がブラック」
先生たちからよく聞く言葉ですよね。
あなたも仕事に行きたくないと思ったことがあるのではないでしょうか。
報道では「精神疾患による病気休職者数が増えている」と聞きますが、実際のところはどうなのでしょう。
文科省の統計を調べてみました。
まずはこちら。
平成21年度から令和元年度の精神疾患による病気休職者数の推移です。
年々増加と言われていますが、毎年ほぼ一定数であることがわかります。
平成21年度と令和元年度に関しては20人の違いしかありません。
続いては在職者に占める割合。
こちらもほとんど数値に変化はありません。
令和元年度は0.59%となっていますが、平成21年度、平成30年度も0.57%とその差は「0.02%」です。
微々たる差です。
最後は年代別の状況です。
こちらは令和元年度のもの。
年代別の在職者に占める割合であれば30代が最も多くなっています。
これは中堅となり仕事が任される立場になるためかと推測しましたが、単に人数が多いのも起因しそうです。
実際に調べてみた感想としては「予想より少なかった」ということ。
僕たちは報道、そして実体験として仕事の辛さを感じています。
しかしあくまで主観的な判断。客観的な数値を見ていなかったと思いました。
数値が低い原因は制度上の問題もあるからだと感じます。
「病気休暇」と「病気休職」では手続きが違います。
このように手続きの難解さ、ステップの多さが病気休職者数の数が少ない原因なのかもしれません。
ブログもやってます。
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