天皇に仕えた国師:三上照夫の都市伝説を追う
■講師料はネクタイ
歴代総理大臣の指南役で謎のフィクサーとも称された謎の人物であり、
日本最後の物理霊能力者とも言われ、昭和天皇に12年間にわたって教育係をしていた「天皇の国師」と呼ばれた三上照夫。
当時の年齢で、昭和天皇と親子ほどの年の差があったそうで、講師料はネクタイだったそうです。
三上照夫が昭和天皇とどのような関わりがあり、どのような教育をしたのかの記録が一切ないため不明であるが、一説によると、終戦直後GHQが天皇陛下にキリスト教への改宗(かいしゅう)を迫ったときに、天皇に世界のあらゆる宗教とはなにかや政治とはなにかを天皇に教えた人物と言われています。
三上照夫は戦後当時、仏教、神道を極めただけではなく、キリスト教を学びヘブライ語の経典を読みこなせる数少ない日本人の一人であった。
三上照夫はそこでキリスト教の本質とは何かを説明し、GHQによる改宗(かいしゅう)勧告を断わるよう天皇に勧めた。
そして、天皇自身の申し出により、13年間に渡り、教育係として昭和天皇に仕える事になったという人物ですが、とにかく情報が少ない。
■空海の魂を抜いて修理、出口王仁三郎との関わり
また、三上照夫は仏教、キリスト教、神道などに精通していた以外に、超能力を操れることでも有名でした。
自身のエクトプラズムを使用し、いとも簡単に物体を移動させたり、神界へ往復するために、幽体離脱を行うことができたそうです。
高野山から三上照夫あてに空海の木像を修理してほしいという依頼が入ることもあったそうです。
その理由はその木像に空海の魂が込められたままだと修理ができず、下手な人間が修理をすると命を落としてしまうため、三上が木像の空海の魂を抜いて修理していたそうです。
また、あのオカルト界の巨匠、出口王任三郎とも親交があり、初対面のときに、出口王仁三郎が若い三上照夫に「お待ちしておりました」と頭をさげたそうです。
そんな、オカルト感満載の三上照夫が歴代総理大臣の指南役で謎のフィクサーであり、昭和天皇の教育係だったというので、よくある八咫烏の都市伝説にある、天皇には裏天皇という人物が実はいて、裏天皇は天皇が行わないが秘密の儀式や呪術をしているという話も本当なのでは?と思ってしまいますね。
そんな謎の人物であり、スーパーオカルトな三上照夫とはどんな人物なのか。
■戦時中に二度生死をさまよう
1928年(昭和3年)に生まれ、同志社中学校に入学。
その後中学3年生で少年兵として志願し、その後戦争を経験しています。
その戦時中に二度生死をさまよう経験をしています。
昭和20年3月11日、有名な生駒丸(いこままる)に乗船しており、米軍の魚雷攻撃を受け、沈没。
そこで418名が亡くなったんですが、3月の真冬の南シナ海で8時間漂流を続け、奇跡的に生還。
その二か月後、昭和20年5月21日、神風特攻隊の搭乗し、これまた有名な天号作戦(てんごうさくせん)、に出撃しています。
三上さんが乗った機体は被弾し、炎上したまま小島に不時着し、三上は瀕死の重傷を負いつ台湾沖の島に流れて、近くにいた現地の人たちの介抱のおかげで奇跡的に回復。
この戦場で二度も死地をさまよった経験で、不思議な超能力を身に着け人生と宇宙の意味を知り、探究したそうです。
終戦後、帰国した三上照夫は、へブライ語とキリスト教を学び、とある修行をします。
それはあの比叡山の頂上で野宿をしながら、一日30キロ歩きながら、100日断食を行い超人的な能力が身に付いたとされています、
■秘密結社「千鳥会」で行われた秘儀
三上照夫を師と仰ぐ大企業の社長は多く、スピリチュアル的なアドバイスをしており、たとえば、ある大きな商談をする企業の社長が商談相手に会いにある国へ飛行機に乗りいくことに。
そのことを聞いた三上照夫は●●便の●●席を予約しなさいとアドバイスした。
その通りに予約をしたら、隣に座った外国人と仲良くなり連絡先を交換したら、商談相手の会社社長だったなんてエピソードがあります。
さて、そんな三上照夫がある怪しげな秘密結社に参加していたと言われています。
それは「千鳥会」です。
千鳥会は戦後の昭和23年6月に発足。
どのような事をしていたのかはよくわかっていませんが、霊界とのコンタクトや、自動書記、物理的心霊現象の研究を行っていたとされ、そこに三上照夫も参加していたそうです。
そこで、三上さんはある実験をしていたそうです。
自椅子に腰かけ、手足をしっかり縛って椅子につながせ、口に水を含んだ真綿と詰めて声が出ないようにした。すると、2本のメガホンが急激に動きだし、
三上の体からエクトプラズムが沸出してメガホンから三上の声を出していた。
三上の口には水を含んだ真綿が詰めてあるので発声は不可能なはずであった。
千鳥会は三上のような超能力が集まり、様々な実験や儀式をしていたと言われおり、千鳥会は世界紅卍字会との教えが元であると言われています。
世界紅卍字会は中国の宗教的秘密結社で、中国の道院の付属機関として設立された。
道院とはキリスト教、仏教,イスラムなど含め5教は一つであるという教えの宗教でしたが反社会的宗教団体として中国では弾圧された。
この団体は日本に大地震が起きると予言をし、関東大震災の前日に多額の寄付を行ったとされています。
■大元教、裏天皇との関わり、そして天皇の金塊
実は、この紅卍会と大本教はとても関係が深く、大本教は日本初の紅卍会の道院を神戸に設立しています。
世界紅卍字会の名誉会長には日本の堀川辰吉郎という人物がおり、彼は裏天皇の一人、つまりは秘密結社八咫烏のメンバーであると言われています。
昭和天皇の国師であった三上照夫が通っていた千鳥会は裏天皇が名誉会長であった世界紅卍字会の影響を受けているとするならば、都市伝説的に考えると、オカルティズム満載な三上照夫が天皇の国師となり、昭和天皇に様々な呪術や秘儀といったオカルティズムを教えてたと考察してしまいますね。
さらに天皇の金塊の管理や使い道などについても助言をしていた人物とされますので、その影響力を考えると裏天皇だったとしてもおかしくないです。
さて、今回お話したエピソード一つ一つが都市伝説みたいな話ばかりで、勿論すべてが本当なのか、それこそ都市伝説なのかわかりません。
昭和天皇に教育係として、宗教や政治などを教えた天皇の国師がいたことは事実であり、嘘か真かそれこそ都市伝説なような、天皇の国師「三上照夫」さんのお話でした。
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