PEファンドを志す人に求められる志望動機
はじめに
こんにちは。PEキャリアです。本日はバイアウトファンドの採用面接において「あれ?なんかずれているなぁ」と思うことが多いので、事例を紹介しながら、PEファンドを志す人に求められるものを考えるきっかけになればいいな、と思います
PE面接でのあるある例
・「プロ経営者になりたい」「経営者になりたい」
→(面接官のもやもや)経営者になりたいのであれば経営者になればいいのではないか?あるいは事業会社、投資先でポジションを探した方があなたのキャリアにマッチするのではないか
・「どうしてもこのxx(ヘルスケア)分野へ投資をしたい」
→(面接官のもやもや)やりたい投資があるのはいいことではあるが…xx(ヘルスケア)分野専門のファンドへ行った方がいいのではないか?あるいはxx(ヘルスケア)分野で起業/事業会社で働いた方が直接的に希望が叶うのではないか
・「ハンズオンしたくない」
→(面接官のもやもや)順調な投資先は別にハンズオンする必要はないが、上手くいかない時にもハンズオンも含めてテコ入れに必要なことは全部して欲しいよなぁ。やり方はなんでもいいが、正直PEファンドってリターン出すためにやれることを全部考えて、やるんよ。投資スタイルへのこだわりが強すぎるとうちとはマッチしないかもなぁ
・「日本企業のガバナンスの弱さを改善したい」
→(面接官のもやもや)ガバナンスもPEファンドが提供する重要なソリューションの1つであるが、正直PEファンドってリターン出すためにやれることを全部やるんよ。ガバナンスのみにこだわりが強すぎるとうちとはマッチしないかなぁ
PEファンドに求められるのは下記の5つ
①10年単位でのコミット、根気強さ。1投資先に5年、1ファンドに10年、2ファンドやるとすると15年ほどコミットすることが求められます。
➁なんとしてもリターンを出す。LPへリターンを返す、自身もキャリーで潤うというリターンへの拘り
③リターンを出すためにやれることは何度もやる総合力とその武器の幅の広さ
④one time ビジネスではなく、また1人でやれるビジネスではないので、しっかりとしたコミュニケーション力、信頼、周りを動かす力
⑤投資アングル・リターンを作る好奇心(幅)、思考体力(深さ)
最後に
志望動機は人それぞれ、バラバラで共通である必要はないと思います。しかしながら、共通したNGはあるのではないか、とも考えます。本記事ではNG事例に自分があてはまっていないか、面接官にはそういう風に聞こえることもあるんだ、ということを認識し、伝え方で改善できるものは対応し、今後のご自身のPE転職、バイアウトファンド転職に活かせていただけると幸いです
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