中山知保|より良い福祉の循環を目指して。

私は、任意団体PCWの代表をしています。普段は、訪問看護ステーションの看護師として働いています。これから、更に新しいことに挑戦していきます。このnoteには、私の生き方や考え方、これから歩む道を記していきます。

中山知保|より良い福祉の循環を目指して。

私は、任意団体PCWの代表をしています。普段は、訪問看護ステーションの看護師として働いています。これから、更に新しいことに挑戦していきます。このnoteには、私の生き方や考え方、これから歩む道を記していきます。

最近の記事

新たな挑戦に向けて ~長年勤めた職場を退職する決意~

今回は、私自身にとって大きな節目となる出来事についてお話ししたいと思います。長年勤めた職場を退職し、新たな道に挑戦する決意を固めました。 長年の感謝と退職に至るまでの想い これまで約13~14年間、医療福祉の現場で働いてきました。多くの方々と関わり、たくさんの経験を重ねる中で、自分自身も成長することができました。この職場での日々は私の人生にとってかけがえのない時間であり、同僚の支えと患者様との出会いが、私を大きく変えてくれました。 しかし、日々の業務に追われる中で、次第

    • 訪問看護の魅力とは?病院勤務とは違うやりがいと働きやすさ

      訪問看護には、病院勤務では味わえないたくさんの魅力があります。中でも一番の魅力は、利用者さん一人ひとりにじっくり向き合い、その方の「日常」に寄り添った看護ができることです。訪問先であるご自宅で、その人らしい生活を支え、生活のパートナーとして心のケアも含めたサポートをする。これは訪問看護ならではのやりがいです。 「この人の暮らしを支えているんだ」と実感できることは、看護師にとって大きな励みとなり、仕事の誇りにもつながります。 働きやすさが魅力の訪問看護訪問看護のもう一つの魅

      • PCWにおける相乗効果

         PCWでは、多くの方々が力を合わせることで生まれる「相乗効果」を大切にしています。それは、個々が単独で行うよりも、互いに協力し合うことで、より大きな成果や価値を生み出すことを意味します。PCWでは、様々な経験や知識、スキルが組み合わさることで、今までにない新しい力が発揮されると信じています。 <アートと福祉の融合>  これまで任意団体PCWが進めてきた、アートを通じた地域貢献と福祉活動。そして、新たに始める福祉支援サービス。この2つが合わさることで、利用者の方々にとって、

        • PCW:People Care Well-being

          【新たなPCW】 これまでの任意団体PCWの活動に加えて、さらに幅広い福祉支援を提供する組織として、PCW(People Care Well-being)が動き始めます。 任意団体PCWが主にアートを通じた地域貢献や福祉活動を行ってきたのに対し、新たなPCWは、より直接的に人々の生活を支える福祉サービスを展開します。 少し先にはなりますが、皆様にお知らせできる日を楽しみにしております。 【People Care Well-beingとは】 <People> 「人々」

          より良い福祉の循環を目指す会 ~ペルショワール陽だまり~

          より良い福祉の循環を目指す会 ~ペルショワール陽だまり~ この会は、医療、介護、保育を中心に福祉全般を支える活動を通じて、地域の皆さまと共により良い未来を築くための取り組みです。ペルショワール(止まり木)は「安心して休める場所」、そして陽だまりは「暖かさ」を象徴しており、まさに私たちが目指す場所の象徴です。 賛同してくださっているメンバーには、介護支援専門員や薬剤師、看護師、理学療法士など、様々な分野のプロフェッショナルの方々がいらっしゃいます。それぞれが持つ知識や経験を

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          やるか、やるか。

           今の社会は、何かに挑戦しようとすると、必ずと言っていいほど「やらない理由」を探す声が出てきます。「時間がない」「準備が整っていない」「リスクがある」……言い訳はいくらでも作れます。けれど、本当に成功する人たちは、その理由を無視して行動に移しています。 【理由を探す暇なんてない】  やらない理由を探しているうちに、貴重な時間がどんどん過ぎ去ってしまいます。挑戦するか、挑戦しないかの二択なんて幻想です。本当は、やるかやるかのどちらかしかないんです。 【正当化に振り回される

          介護職の人材確保と魅力向上のために私が考えること。

           介護職は、給料が低いと言われることが多く、実際にそのために転職を考える方も少なくありません。しかし、需要は非常に高く、どの施設でも人手不足が深刻です。日本の高齢化が進む中、介護の仕事はますます重要になっており、この問題を解決しなければなりません。しかし、ただ給料を上げれば人手不足が解消されるかというと、必ずしもそうではないと感じています。 【給料だけが解決策ではない理由】  給料は確かに大きな要素ですが、それだけで問題を解決するのは難しいです。例えば、給料が高くなっても

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          自宅で受ける癒しの美容ケア

          今日は、出張・訪問美容室「すずらんワールド」様とお会いする機会がありました。専務の方は、非常に謙虚で物腰が柔らかく、私のような一個人との会話にも親身になって対応してくださり、フットワークの軽さが印象的でした。 すずらんワールド様は、ご自宅で療養中の方や、病気、障がい、認知症などの理由で美容室に行けない方々に、心のこもった美容サービスを提供されています。特に、高齢の方や介護が必要な方々が、安心して自宅で美容ケアを受けられるように、プロの美容師が訪問し、カットやカラー、スタイリ

          私が明るく生きる意味

          私は、小学生の頃に親友を亡くしました。その親友は、家には帰れず病院で暮らしていました。なので、遊ぶ場所は常に病院でした。私の自宅から病院まで離れていたので、いつも母親に送ってもらっていました。その際、助手席の窓から見える景色は、いつだって晴れていました。病院では、よくトランシーバーで遊んでいました。親友は病院から、私は病院の外からトランシーバーを片手に話していました。 親友「外の世界はどうですか。どうぞ。」 私「外の世界は明るいです。どうぞ。」 親友「僕も行ってみたいで

          人に人が集まる組織づくり

          はじめにもし私が組織を作るのであれば、「人に人が集まる組織」を目指していきたいと考えています。このビジョンには、単に働く場を提供することだけが目的ではありません。むしろ、共感し合い、支え合い、そして共に成長できる場を作るという強い思いがあります。人と人が引き寄せられる場を築くことで、自然な形で組織が発展していくことを理想としています。 人に人が集まる組織とは?「人に人が集まる組織」とは、信頼関係を基盤にして、ビジョンやミッションを共有できる場所のことです。この組織では、メン

          心技体の考え方

          「心技体」とは、心、技術、体の調和を意味しますが、最も重要なのは「心」です。どれだけ技術を磨き、体を鍛えても、心が伴わなければ、力を発揮することはできません。心は技術や体を支える基盤であり、両者を結びつける役割を果たしています。 技術と体は足し算のように積み上げられますが、心はそれに掛け算をします。たとえば、技術が50、体が50であっても、心が0であれば、最終的な結果は0になってしまいます。逆に、技術と体がそれぞれ25であったとしても、心が50あれば、その掛け算で成果は25

          なぜ看護師になったのか。

          私が看護師を目指すきっかけは、二十歳前後に祖母が入院した際の出来事に遡ります。祖母は長い入院生活の中で、さまざまな看護師にお世話になっていました。ある日、祖母に注射をする場面を目にしたのですが、その時の看護師の対応が、私にとって看護について深く考えるきっかけとなりました。 一人の看護師は、注射をする前に「少し痛いですよ」と優しく声をかけてくれました。一方で、別の看護師は特に声をかけることなく、静かに注射をしました。その後、私は祖母に「注射ってやっぱり痛いよね」と話しかけたの

          どのように「より良い福祉の循環」を目指すのか

          私たちは日々の生活の中で、さまざまな出会いや別れを経験します。時には誰かに支えられ、また時には自らの力で困難を乗り越えていきます。しかし、私がこれまでの人生で一番強く感じているのは、「人とのつながり」こそが最も大切なものだということです。どんなに強い人でも、一人では生きられない。つながりが、私たちに前進する力を与えてくれると感じています。 孤独と不安を乗り越えるために 現代社会では、多くの人が一見問題なく過ごしているように見えますが、心の中では孤独や不安を抱えている人が多

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