ITマーケティング用語　LTV（Life Time Value）

"LTV（Life Time Value）は、ある顧客が特定の企業に最初に接触した地点からその関係を継続している間に企業が得られる収益の総額を算出する指標のことです。日本語訳としては「顧客生涯価値」と呼ばれることもある言葉です。

そんなLTVは、一般的に購買単価と購買頻度と購買継続期間を掛け合わせることによって算出します。つまり、この式からわかる通り、購買単価を上げるか、購買頻度を高めるか、あるいは契約期間を長期化することができればLTVはその分だけ向上します。

当たり前ではありますが、購入したものに価値を感じ続ける限りおのずと購入期間や契約期間は長くなります。また、単価が高くともより品質の高い消費やサービスを提供する「アップセル」や合わせて購入したくなる別の商品やサービスを提供する「クロスセル」などのマーケティングがうまくできれば、おのずとその数値は高くなります。

さらに、LTVを算出するという行為は、新規顧客獲得のプランニングやそのコスト分析などにも活用することができるので、企業の経営において極めて重要な指標のひとつと言えます。"