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アラフィフ男ブランド奮闘記4

第4話 ハードルは続くよどこまでも

さて前回の話の続きになるがちょっと難し過ぎかも

ここで閑話休題
僕には特殊能力があってそれは
「気づかれない」という何とも哀しい能力だ
2週間、連日のように通った立ち飲み屋さんで毎回「初めてですか」と言われた時は泣けてきた
元々目立つのが嫌いで人前には極力出たくないし注目されたくないからちょうどいいのだが、
そんな人間がブランドをやってみんなに見てもらおう、注目してもらおうと言うのだから
四苦八苦しているのは必然か?

さあ本題に戻そう

③縫製仕様書
縫製工場で商品を生産してもらう場合、細かな仕様が記載された縫製仕様書が必要だ
量産するならこの縫製仕様書が必須で使う糸の番手、縫い方、ミシンの針目、マーキング(生地にどんなふうに型紙を並べれば最も効率がいいかを図で示したもの)など細い指示が記載されている
要するに組み立て説明書みたいなものだ
これは完全に専門知識が必要でデザイナーでも書けない人は多い パタンナー、工場の協力無しにはできないのだ

④縫製工場の手配
そもそも縫製工場を探して依頼出来るかを当たらなければならない
今の世の中SNS、ネット上で見つける事は出来るかもしれないが
そもそも縫製工場ごとに特色があり、このアイテムができる、できないなどもあるので
いわゆるハイブランドでもジャケットやシャツなどでも工場を分けたり、ニット製品ならまた工場の種類も違う(ニッターと呼ばれ、言い方は雑かもしれないが業界が違うくらいの認識の方がいいだろう)
ここに関してが一番苦労する
縫製のレベル、ロット、納期、縫製工賃などの要素を吟味して探し当てるのは至難の技だと思う
有型といってある程度決まったボディにプリントなど施して小ロットで作る工場はあるが
うちの工場は基本すべてオリジナルで展開している

これだけ挙げているが
実はまだまだあります(笑)
だからこそブランド立ち上げサポートしますと言うところは多いが、ほんとにサポート出来ますかって言う疑問があるんです

さあ色々と列挙しましたが次回で大まかなアパレル業界、産業のことにも触れつつ物語も進めていきますので次回もご期待ください!


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