
アラフィフ男ブランド奮闘記2 有言実行
第2話 有言実行
ブランド立ち上げしたいけどアパレルのことよく分からんし、コネクションも無いしと言う方へのハウツーになるようなものを目指します
ただ要点だけの解説やセミナーみたいにするとちょっと面白く無いと思うので
ノンフィクションで登場人物は筆者である私と友人でありビジネスパートナーの縫製工場代表のKとをメインにした読みものとしてみて頂けると幸いです
「なんか面白い事しましょー」
縫製工場代表のKと昼飯を食べながら話したのが2024年の3月だったか
このKとは彼が20代の時に知り合い、その後お互いにアパレル業界で20年近く別々で働いていた
コロナを機に彼が大阪から福岡へ戻って、アパレルで独立する時から急速に距離が縮まり、私の本業とコラボして仕事する仲になっていた
縫製工場設立後は、本業が休みの土曜日に裁断などの手伝いを月1〜2回行っていた
そんな時はバイト代がわり昼飯を奢ってくれるのだ
彼と組んで、すでに3年ほど学生へ向けたブランド立ち上げの指導を実験的に行っていた
取り組み自体は年数を重ねる毎に成果が出ていたが、僕らの目的は実際にブランドを立ち上げ、継続する人材を見つけ出し、育成する事だしかしほとんどが資金や時間などの制約を言い訳にして結局やりきれないと言ったところだ
「じゃあいっそ僕らでブランド立ち上げてしまおうか」
お互いに本業をやりながらブランド立ち上げて運営してしまえば、彼らの一助になるかもしれない そんな思いもありつつ実際は
「面白そうだからやってみよう」
と言う僕らの単純明快な思想が最大の動機だと思う
だったら早速動こう
その日の午後は作業をしながらブランド立ち上げの概要を相談して、決定した
アパレルブランドを立ち上げる
起業自体はネットの知識でも十分問題ないと思うがブランドを立ち上げる=服を量産するという面が一番難しい部分だ はっきり言って一般的には、この部分でみんな挫折する
その一番難しい部分のノウハウとコネクション、設備や人員を私とKは持っているのだ
本当にブランド立ち上げしたい人から見れば喉から手が出るほどほしい、相談したい人達であるはず
そこが分からず学生達はもったいない事をしているとは思う
有言実行が僕らのスタンスであるのでその日からファクトリーブランドP.C.Lがスタートしたのだ