【マツヤマの日日是好日#2】なんだかうまくいってるように感じる人
コーチとしての仕事を始めて約4カ月、前回も書いたように毎日が発見と気付き、そして自戒の日々を送ってます。
今日はそんな日々の中から、僕が「あの人、なんだかうまくいってるなぁ」=「自分の人生を自ら選んでいるなぁ」と感じる人の共通点を自分なりの視点で書いてみたいと思います。
1.雰囲気に余裕が感じられる
いきなり結論みたいなことです。
「うまくいってるから、余裕があるんだよ!」という言葉が聞こえてきそうですが、でも、これ本当にそんな感じがするんです。
僕が感じるのは、「自分に余裕(と、いうより余白)を作ることに全集中している。」言い換えると、「自分自身の中にあり、自分が信じる価値を研ぎ澄ませている」ということです。
そこには、成功以上に多くの失敗や辛い経験も含まれていて、それらを通して何を研ぎ澄ませるかを見出している感じがします。
2.自分のことを知っている
うまくいっているように感じる人は、自分の思考のクセや好きなこと・得意なこと、嫌いなこと・苦手なことを把握していて、できる限り自分をご機嫌な状態に置くことを大切にしています。
かといって、好きなことだけをして嫌いなものから逃げているというのではなく、どこかで冷静に自分を見つめながら、好きなことや得意なことは更に洗練させ、嫌いな事や苦手なことは、それが好きな人や得意な人にお願いする、または止めたり乗り越えたりする決断をしているように感じます。
3.手放す・手渡す・受け入れる
自分の思い込みや常識(と信じていること)・他者の視点・過去の成功・恐れ・不安など、僕自身も含め、とかく人は内的・外的要因で「○○でなければならない!」と決めつけていることが多いです。
しかし、うまくいっているように感じる人は、前項にも通じる話ですが、自分の理想の状態に近付くために、ワガママからなのではなく、その時その時で本当に必要なものを選び、それ以外のものはそれが必要な人に手渡す、または手放しているように思います。
それに加え、自分の感情・短所長所・恐れ・不安などを率直に事実として客観的に受け入れる”クセ”を身に付けているとも感じます。
決して”怖いものなし”などではなく、恐怖心や不安も含めて受け入れたうえで自分で決めているように感じます。
4.他責で生きていない
他責というと、自分の身に起こった悪いことを他者や環境のせいにするイメージがあると思います。確かにそれもありますが、ここで言う他責とは、「誰々のために」、「社会のために」、「自分がやらないと!」と言う枕詞を自分に信じ込ませて生き方や行動を決め付けている視点です。
この後に話しますが、”○○のために”というのが悪いのではありません。
自分が生きる意味や目的を、他者や環境の名を借りて自分の人生にしてしまうことを他責と呼んでいます。
うまくいっているように感じる人は、自分の在り方・生き方の基盤を自分の責任(自責)のもとにつくることを意識して選択し、自分の決断としていると感じます。
5.社会や誰かの役に立っている
人は、社会や他者への貢献を通して自己有用感(自分は何かの役に立っていると感じること)や自己効力感(自分はできると感じること)など満たすことができ、自己肯定感があがると言われています。
前項の内容と真逆の感じに思われるかもしれませんが、実は、深く関わっていると思います。
うまくいっているように感じる人は、自責のもとに自分の在り方・生き方の基盤をつくっていく中で、他者に貢献すること=喜んでもらうことがごく普通のこと、自然な欲求として生まれているように感じます。
その結果が、何らかの形で社会や誰かの役に立っていることに繋がっていると思います。
6.行動している
うまくいっているように感じる人は、いつも行動が早いです。
後先考えずに行動するとか思い付きで動くというよりも、自分の気持ちや理想に近づく可能性があるものに対して、いわば直感的に行動を起こしているように思います。
直感と言いましたが、持って生まれたものかもしれませんし、これまでの経験から得られたものかもしれません。いずれにしても、ピンときたものに対して直線的に行動し、そのプロセスで得られたもの、例えそれが面倒事であろうが失敗であろうが、自分の学び=リソースとして蓄えを増やしているように感じます。
7.付き合う人がステージによって変化している
ここまで読まれた方の中には、「そんな生き方したら嫌われるんじゃないか?」とか「これまでの付き合っていた人が離れていくんじゃないか?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、そうだと思います。
うまくいっているように感じる人は、それまでの付き合いや人が離れることもあります。
限りある自分のエネルギーを”自分の人生を歩くこと”に使うためには、その使い方のバランスをとる必要があると思います。
ライフステージが変わるとこれまでエネルギーをかけていたところから、別のところにエネルギーを使うことになり、人によっては離れていくこともあるかもしれません。
一方で、そのステージに合った新しい人が必ずやってきて、その人の力になっているのも事実です。
ここで興味深いのは、うまくいっているように感じる人は、濃淡の違いはあれど、ほとんどの方と以前と変わらない付き合いを続けており、離れていった人はある意味「その人のある一面しか見ていないような」人が離れていったように見受けられます。
8.選択し、決断している
うまくいっているように感じる人は、とにかく自分の理想につながるものを素早く選択し、決断しているように感じます。
それがやはり、自然の”クセ”になっていると感じます。
ここまでひととおり、僕個人がコーチとしての仕事や学びを通して感じてきた、現時点での「なんだかうまくいっているように感じる人」を僕なりに解釈してみました。
もちろん異なる意見や認識違いもあるかとは思いますが、それも分かるよう、これからさらにコーチとしての研鑽を重ね、自分の解像度を上げられるようにしたいと思います。
そして、いつかこの投稿を見返してみて、自分がどう変化したのかを感じるのがとても楽しみです。
ではまた。
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