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「進路選択で迷わないための情報収集術と自分の育て方」

久しぶりの投稿です。90日間の入院を経て、退院後初めて高校1年生向けの進路講話を行いました。今回の内容が、高校生や保護者の皆さん、そして高校の先生方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。ぜひご覧ください。

はじめに
今日は将来の選択に向けて、何を大切にしていくべきかを考えるためのガイダンスです。進路選びは、すぐに答えが出るものではありません。しかし、自分を大切にしながら準備を進めていくことで、10年後にも役立つ大切なスキルを身につけることができます。今日はそのヒントを一緒に考えてみましょう。

① 今回のガイダンスの目的
今回のガイダンスでは、進路選択をする際の準備として、そして10年後も大切なことについて考えていきます。以下の3つは、自分を大切にしていくためにもつながる大事なポイントです。

  • 楽しいこと【話の内容で感じること・体験したこと】

  • 好きなこと【興味のあること・時間を忘れてしまうこと】

  • 気になっていること【できる・できないを考えずに思うこと】

この3つを大切にすることで、他人の意見に左右されることなく、自分自身の進路をしっかりと見つめることができます。今日のガイダンスでは、この3つを意識して話を聞いてみましょう。

② 進路選択するための情報収集
進路選択をする上で、情報収集は欠かせません。ここでは、特に意識しておくべき3つの視点を紹介します。

  • 数字【学費・給料・就職率・就職者数・勤務時間・検定の合格者等】

  • 人物【本名・出会った人のフルネーム・外部講師のフルネーム】

  • 名称【場所・大学名・専門学校名・企業名など】

これらを大切にすると、決断がしやすくなり、応援してくれる人が増え、チャンスも増えていきます。情報は時に短時間でまとめられますが、切り取りの情報には注意が必要です。

③ 高校生活で必要なこと
高校生活は、人の話を聞く訓練の場でもあります。30分から50分の話を聞けるようになると、以下のことが得られます。

  • 人との信頼関係【話を聞いていると相手から見えることで築ける】

  • 自分の考えで動く力【人の言いなりにならずに判断できるようになる】

  • 選択肢が増える【学ぶことで、気づきや可能性が広がり、自分で決められるようになる】

10年後、皆さんは「知っているかどうか」ではなく、「できているかどうか」で評価されます。今は「知ること」が大切。そのために、話を聞く力を身につけることが重要です。また、短時間の情報でできると感じることもありますが、時間をかけた情報収集や行動は、他の人には真似できない強みになります。

終わりに
高校生活は未来の自分を作る大事な時間です。今日のガイダンスで学んだことを、ぜひこれからの生活に活かしてください。自分を大切にしながら、周りの情報をしっかりとキャッチして、これからの進路選択に役立ててください。自分の未来をつかむための一歩を踏み出しましょう。


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