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ブロックチェーンと映画-ヴィタリック氏のドキュメンタリー、doodlesのアニメ

今回は2024年に生まれた、最新の映画業界でのブロックチェーン活用事例を紹介します。

①ドキュメンタリー「Vitalik:イーサリアムの物語」

2024年9月、Ethereumの共同創業者であるヴィタリック・ブテリン氏のドキュメンタリー映画「Vitalik:An Ethereum Story"」が公開されました。このドキュメンタリー映画はクラウドファンディングで1035ETHを集め、3年以上の制作期間が費やされました。今後、さまざまなストリーミングプラットフォームで展開されていきます。それにさきがけて、専用のプラットフォームで30日間限定でNFTホルダーが視聴できるようになっています。10,000枚限定で販売されたNFTを20ドルで購入すると視聴できます。「あと何枚残っているか」がブロックチェーン上で確認することができ、視聴や支援をした証明が残る点がポイントとなっています。

https://ethereumfilm.xyz/streaming-ticket

②NFTプロジェクト「Doodles」アニメーション映画公開

2024年9月、NFTプロジェクト「Doodles」がアニメーション映画「Dullsville and the Doodleverse」を公開しました。の作品はアニメーションと音楽を組み合わせた内容となっており、ファレル・ウィリアムス、リル・ウェインなど有名アーティストが参加しています。世界初公開となった9月7日のトロント国際映画祭には、NFT「Doodles(OG)」のホルダーを無料で招待しました。9月27日からはNFTとして4.99ドルで販売された視聴チケットのホルダーに向けて公開されています。この視聴チケットを購入すると3段階のレアリティがあるデジタルポスターのNFTを手に入れることができます。クジの要素を入れたチケットを展開したのは、NFTプロジェクトならではの試みであり、二次流通をしやすいNFTだからこそ価値を感じられるものとなりました。

https://www.doodles.app/tv/dullsville-and-the-doodleverse

③ブロックチェーン活用の映画ストリーミングプラットフォーム

2024年4月、ブロックチェーンエンターテインメント企業の「Gala」は、映画ストリーミングプラットフォーム「Gala Film」をローンチしました。映画を視聴したり、ノードの運営に参加するユーザーに報酬を提供するエコシステムが特徴となっています。プラットフォームのローンチと同時にオリジナルエピソードが公開され、ユーザーはこれを視聴することでミステリーボックスを獲得することができます。ミステリーボックスを集めることで、ディレクターズカットや他の独占コンテンツを視聴することができるようになります。今後、トークンによって脚本の選択やキャストについての投票なども予定されており、ユーザーがより積極的にコンテンツに関わることができる環境を目指しています。

https://film.gala.com/

以上、3つの映画✕ブロックチェーン事例を紹介しました。これらの事例は、数字の透明性やグローバルへのアプローチなどブロックチェーン技術によって広がる映画分野の新たな可能性を提示しています。

また、他の映画業界におけるブロックチェーンの活用事例も以下の記事にて紹介しております。あわせて読んでいただければ嬉しいです。

■株式会社PBADAOについて

代官山と京都、湘南に拠点を構えるブロックチェーン企業。ブロックチェーンを組み込んだプロダクトの企画・開発・運営に長けており、エンターテイメント、一次産業、スマートシティ、観光などの領域で主に自社プロダクトを展開しています。アジア最大級のブロックチェーン企業を目指しています。

■Oth3llo(おせろ)のご紹介
Oth3lloはSDKとして提供され、Web3のウォレットやアプリケーションの開発者へ、Web3初心者やネイティブな方でもシンプルで安全な体験ができるインフラ基盤を提供します。

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