トレーディングカード×ブロックチェーン活用事例、トランプ氏、ポケカ、村上隆氏ほか
今回は、ブロックチェーン技術を活用したトレーディングカードの事例を紹介します。これまでもブロックチェーンの透明性はトレーディングカードと相性がよいと言われてきました。近年、ガス代を抑えたレイヤー2の普及などにより採用事例が増えています。
①ドナルド・トランプ元大統領デジタルコレクション
トランプ元大統領は、これまで3回にわたりNFTコレクションをリリースし、いずれも完売となり成功を収めました。各コレクションは約45,000枚のトランプ氏が描かれたデジタルカードで構成されています。NFT購入者の中から抽選でディナーやオンラインミーティングの権利などを付与したことにも注目が集まりました。トランプ氏は当初、ビットコインや暗号資産に対して否定的な立場を取っていましたが、現在は自身のNFTコレクションを通じて暗号資産分野に積極的に関わるようになりました。
②村上隆氏「108フラワーズ」NFTトレカ
23年7月、現代アーティストの村上隆氏らがNFT化したトレーディングカード「108フラワーズ」を販売しました。48時間内で発行枚数無制限のオープンエディションでの販売となり、0.001ETH(約500円)のパックが14.1万枚購入され、一次流通売上は7000万円以上となりました。COINBASEによるレイヤー2チェーンBASEを採用したことで、低価格での販売を実現しました。
③ポケモンカードをNFT化、売買可能にするプラットフォーム
Courtyardはトレーディングカードやスニーカー、時計など物理的な収集品を米国の金庫に保管し、トークン化して売買できるようにするプラットフォームです。出品者は自身の保有するアイテムをCourtyardの金庫へ送ります。Courtyardは審査のうえ、3Dファイルを作成しNFT化します。パブリックチェーンのNFTとなるためOpenSeaなど外部のマーケットプレイスでも取引可能となっています。NFT化の際の真贋証明による信頼、現物の送付なしでの取引、融資等のDeFiへの接続などのメリットが提示されています。
以上、ブロックチェーンを活用したトレーディングカードのソリューションを紹介いたしました。RWA(リアルワールドアセット)と呼ばれる、現物をトークン化して流動性を伸ばすプロダクトも増えてきています。トレーディングカードのデジタル化の波は今後さらに大きくなるのではないかと予想されています。
■株式会社PBADAOについて
代官山にNFTギャラリーを構えるNFTスタジオ兼システム開発会社。自社に、アーティスト、クリエイター、エンジニア、コミュニティマネージャー、マーケターを擁し、多種多様なNFTプロジェクトを展開している国内最大級のブロックチェーン企業です。
PBADAO:https://pbadao.com/
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既存サービスにも簡単に追加できる、秘密鍵がいらない、かんたんで使いやすいウォレットソリューションです。生体認証を通じてブロックチェーン上での取引を簡単に可能にします。
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