
Web3技術を用いた新しい形のソーシャルメディアプラットフォーム3選
今回は、Web3技術を活用した新しい形のソーシャルメディアプラットフォームについてご紹介します。従来のソーシャルメディアとは異なり、ユーザーがデータの所有権を持ち、透明性と公平性を実現するWeb3ソーシャルメディアは、今後のデジタル社会で重要な役割を果たすと期待されています。以下に具体的な事例を紹介します。
1.Lens Protocol
Lens Protocolは、Polygonブロックチェーン上に構築された分散型ソーシャルメディアプロトコルです。ユーザーは自分のコンテンツ(画像・文章)をNFT化し、所有権を保持しながら共有できます。また、フォロワーとの関係もオンチェーンで管理されるため、特定のプラットフォームに依存せずコミュニティを形成できます。さらに、Lens Protocolにはユーザーが直接収益を得られる仕組みがあります。例えば、投稿が「ミラー(シェア)」や「コレクト(保存)」されると、スマートコントラクトを通じて自動的に報酬が支払われます。クリエイターとファンの間の経済的関係が、より透明で公平になったソーシャルメディアプラットフォームです。

2.Farcaster
Farcasterは、CoinBase社が推進するBaseチェーン上の分散型ソーシャルネットワークプロトコルです。ユーザーが自身のデータを完全にコントロールできるSNSを目指しています。特徴のひとつは、オープンなプロトコルを採用している点です。これにより、世界中の開発者が自由にアプリケーションを構築し、ユーザーは複数のクライアントアプリを自由に利用できます。
この仕組みから、Farcasterのコミュニティから生まれたトークン「$DEGEN」や、ユーザーが訪れた場所を簡単に記録・共有できるツール「Check in」が生まれました。「Check in」は、2024年11月に東急株式会社のWeb3活用キャンペーン「SHIBUYA CHECKIN POKER」でも採用されました。

3.Yay!
Yay!は「すべての人に居場所を」というコンセプトにした、日本発のSNSプラットフォームです。2020年1月のリリース以来、550万人以上が利用しています。Yay!は、ソニーとStartale Labsによる新しいブロックチェーン「Soneium」を活用し、GameFi的なWeb3機能の組み込みを進めています。コミュニティへの貢献をトークンによる可視化やNFTを活用したトークノミクスを構築していくそうです。

以上、Web3技術を活用したソーシャルメディアプラットフォームをご紹介しました。Lens Protocol、Farcaster、Yay!、それぞれの事例から、Web3ソーシャルメディアの可能性が垣間見えます。
今後、これらのプラットフォームがさらに発展し、ユーザー主権のインターネットが実現されることで、私たちのデジタルライフはさらに豊かになるのではないでしょうか。
■株式会社PBADAOについて
代官山と京都、湘南に拠点を構えるブロックチェーン企業。ブロックチェーンを組み込んだプロダクトの企画・開発・運営に長けており、エンターテイメント、一次産業、スマートシティ、観光などの領域で主に自社プロダクトを展開しています。アジア最大級のブロックチェーン企業を目指しています。

PBADAO:https://pbadao.com/
■Oth3llo(おせろ)のご紹介
Oth3lloはSDKとして提供され、Web3のウォレットやアプリケーションの開発者へ、Web3初心者やネイティブな方でもシンプルで安全な体験ができるインフラ基盤を提供します。

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