お菓子メーカーにおけるブロックチェーンの活用事例
本記事では、お菓子メーカーがブロックチェーン技術を導入し、新たな顧客体験を生み出している事例をご紹介します。
カルビー:「じゃがりこ」「かっぱえびせん」と人気web3ゲームとのコラボアイテムを展開
2024年9月にカルビーは、国内食品メーカーとして初めて、3つの人気Web3ゲーム「CryptoSpells」「JobTribes」「HEAL-Ⅲ」とコラボレーションを行いました。「じゃがりこ」と「かっぱえびせん」をモチーフにしたNFTゲームアイテムを、各ゲームで順次販売しています。今回のコラボレーションでは、Web3の特徴である相互運用性を活かし、ゲーム間の連携も行われます。カルビーは、この取り組みを通じて、顧客とのデジタルコミュニケーションをさらに進化させることを目指しています。
カルビー、食べて育てるNFTチップス
2023年4月にカルビーは「NFTチップスキャンペーン」を開始し、ポテトチップス購入者にNFTを配布する革新的な取り組みを実施しました。参加者は対象商品を購入し、専用アプリで空パッケージをスキャンすることで「ポテトNFT」を取得し、成長させることができます。5回のスキャンで架空の世界「じゃがバース」のキャラクターを収穫でき、ランダムで特別な賞品も当たります。この施策は、デジタル技術を活用した顧客とのコミュニケーション強化と、環境に配慮した「折りパケ」運動の推進を兼ねています。
タイ・スナック菓子のおまけにNFT
22年8月、タイの仮想通貨取引所p「Bitkub NFT」と食品メーカー「Taokaenoi社」がNFTを配布するキャンペーンを実施しました。Taokaenoi社のスナック菓子パッケージに同梱されたNFTの引換コードによって、約60万個のNFTが配布されました。3種類の特別コレクションが用意され、特定のNFTを集めるとタイの有名俳優とのイベント参加や経営者とのビジネスピッチに参加できる特典がありました。
WEB3×京菓子「京西陣菓匠 宗禅」
京都の和菓子店「京西陣菓匠 宗禅」は、2022年4月に自社ブランドのキャラクターをNFT化し、NFTマーケットプレイスで販売しました。さらに、Discordコミュニティを立ち上げ、NFTホルダーとの交流を深めています。この取り組みは、伝統的な京菓子にデジタル要素を加え、新たな顧客層を開拓することを目指しています。
以上、お菓子メーカーにおけるブロックチェーンの活用事例でした。日本では、カルビーがNFT配布からブロックチェーンゲームまで多くの活用実績がありました。今後、他のメーカーでもNFTを活用したキャンペーンが進むことが期待されます。
食品メーカー全体ではサプライチェーンにブロックチェーンを導入した事例も多数あります。こちらは別記事で紹介しております。
■株式会社PBADAOについて
代官山にNFTギャラリーを構えるNFTスタジオ兼システム開発会社。自社に、アーティスト、クリエイター、エンジニア、コミュニティマネージャー、マーケターを擁し、多種多様なNFTプロジェクトを展開している国内最大級のブロックチェーン企業です。
PBADAO:https://pbadao.com/
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