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いまアイドルユニット✕ブロックチェーンが熱い?TripleS、IDOL3.0 PROJECTほか最新事例3選

近年、音楽業界、特にアイドル業界において新しいテクノロジーを活用した試みが数多く見られます。ブロックチェーン技術によって、アーティストとファンとの関係性を深化させ、従来のエンターテイメントの概念を大きく変えようとする動きがあります。この記事では、K-POPガールズグループTripleS、秋元康氏がプロデュースするIDOL3.0 PROJECT、そして日本テレビとプラチナムピクセルが共同で立ち上げたNFT IDOL HOUSEの3つのプロジェクトを事例として紹介します。

①TripleS:ブロックチェーンで公正な投票を

TripleSは24人の多国籍メンバーで構成される、K-POPガールズグループです。polygonブロックチェーンをベースにしたアプリ「Cosmo」の中で、デジタルフォトカードを入手/購入可能。このカードはメンバーの絵柄となり、ファン同士でカードを交換したり、カードを使った写真撮影を楽しんだりすることができます。さらに、カードの保有数に応じて投票のためのポイントを入手します。これまでもユニットの加入メンバー、ステージのタイトル、MVを制作する曲などグループの活動に影響のある重要な投票がおこなわれてきました。投票にはブロックチェーンが活用され、誰でもリアルタイムで投票の状況をみることができ、透明性と公平性を高めています。TripleSは、ファンの参加を重視した新しい形態のグループとして注目されています。

https://x.com/triplescosmos

②IDOL3.0 PROJECT:アイドルの活動領域をアップデート

IDOL3.0 PROJECTは、秋元康氏が総合プロデュースを務める新しいアイドルグループ創造プロジェクトです。このプロジェクトは、時代の変化やニーズに合わせて"アップデートされる"アイドルグループを目指しています。従来のアイドル活動に加え、NFTの展開やメタバースでの活動など、Web3.0技術を活用して活動領域を拡大することが特徴です。プロジェクトの資金調達には、NIDT(ニッポン・アイドル・トークン)という仮想通貨が使用されました。2023年には約1万人の応募者から114名がFinal Stageに進出し、最終的に11人組の女性アイドルグループ「WHITE SCORPION」というグループが結成されデビューしました。NIDT保有者には、ライブチケットの優先当選、限定イベントへの招待、グループの運営に関する投票権など、様々な特典が用意されています。

③NFT IDOL HOUSE:「推し活3.0」で新しいファン体験

NFT IDOL HOUSEは、日本テレビとプラチナムピクセルが共同で立ち上げたアイドルプロジェクトです。SILENT SIRENのすぅがプロデューサーを務めるユニット「Fuhua」がデビューしました。アイドルメンバーの似顔絵イラストがNFTとして販売され、購入者はより深くプロジェクトに関わることができる設計がされていました。「ウォレットサイン会」など、NFTならではの新しいイベントを実施されてきました。ライブの演出、グッズのデザイン、プロモーション計画などにアイデアが反映されコミュニティ参加型の仕組みを採用しています。2024年10月を持ってプロジェクトを終了することが発表されています。

https://fuhua.jp/profile/


以上、3つのプロジェクトを事例を紹介しました。ブロックチェーンを組み合わせることによって新しいエンターテイメントの形を生み出すとともに、アーティストとファンが共に創り上げる、より豊かな音楽体験を提供する可能性を秘めています。

■株式会社PBADAOについて

代官山にNFTギャラリーを構えるNFTスタジオ兼システム開発会社。自社に、アーティスト、クリエイター、エンジニア、コミュニティマネージャー、マーケターを擁し、多種多様なNFTプロジェクトを展開している国内最大級のブロックチェーン企業です。

■TORMO(とるも)のご紹介
既存サービスにも簡単に追加できる、秘密鍵がいらないかんたんで使いやすいウォレットソリューションです。生体認証を通じてブロックチェーン上での取引を簡単に可能にします。

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