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チーム始動前に本音を語る


今年2022年より
和歌山県田辺市・みなべ町を本拠地とする“南紀オレンジサンライズFC”が始動する。

スタートは、2/15(火)。

去年の1月末に加入を決断した自分にとって
待ちに、待ちに、待ちに待った始動である。


加入を決めてから今に至るまでの1年間で、
いろんな思いや考えを抱いていた。

今回はそういった思いや考えを赤裸々に語っていこうと思う。


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【加入を決断したわけ】

これは、他の記事やコラムでも書いているため、細かくは以下のnoteから。

大きくは、南紀オレンジサンライズFCの監督、峯上裕樹さんとの出会い、そして監督の想いへの共感と、興味のあった農業をコンセプトに交えたチーム理念への共感が主な理由である。


【チーム名について】

“南紀オレンジサンライズFC”

《長い??》
はじめに聞いた時の率直な感想は、
「長い!」でした(笑)

元からの知り合いや新しく出会った方々に、自分の人生やチームの話をする時も「長いなぁ」とよく言われます。
長いのは確か。しかし、だからといって〈南紀〉〈オレンジ〉〈サンライズ〉〈FC〉どの言葉もカットできへんのよなぁ、という思いがある。


《オレンジって…?》
去年の夏、農業体験に行かせてもらった時に感じたのは、チーム名に入っている〈オレンジ〉って問題あるのでは?ということだった。

というのも、
ぼくたちが本拠地にするのは、
和歌山県のみなべ町、田辺市。
この地域は、南高梅がとても有名なところ。
実際、ぼくは梅農家として仕事をしていく。

そのような地域で活動していくチームが、
〈オレンジ〉を掲げていて良いのか?と思った。

ただ、
オレンジ=みかん、という捉え方ではなく、
和歌山県のイメージカラー“オレンジ色”という意味での〈オレンジ〉ということで、至極納得した。

確かに、和歌山大学のシンボルマークも、サッカー部のユニフォームも〈オレンジ〉だ。


《略称は?!》
先ほど書いた《長い??》とも繋がる話だが、
ほとんどのチームには略称や呼び名のようなものがある(ヴィッセル神戸→ヴィッセル、FCバルセロナ→バルサ…etc)。

“南紀オレンジサンライズFC”はというと…?

まだ決まってないかな?
ぼく自身も良い案が浮かんでいない。

何せ、文字制限のあるTwitterでフルネームを用いると、それだけでけっこう文字使ってしまうもので…。

基本的に「南紀」と言っているが、
「サンライズ」と言う人もいるだろうし、
「オレサン」と言う人ももしかすると…?

正解はまだ分からないが、
のちのち良い案が出るかもしれないし
サポーターの方が決めることかもしれないし…。

そのうち自然と決まるか!と思っておこう。


【勝手に考えたアイデア】

※あくまで竹川個人の考えなので、実現する保証は一切ありません。笑

《ユニフォームデザイン》
宝塚Jr.FCの大先輩、樋口寛規選手が所属する福島ユナイテッドFCが、米ユニや桃ユニをつくって試合で着ているのをSNSで見かけた。

めっちゃ良いアイデアやん!と思い、
いつか“梅ユニ”着て、試合をしたいとなった。

そして、
ぼくの投稿でもよく出てくる大学同期の森田と、
あぁだこうだと言いながら適当につくってみた。

※実際のものではありません

“梅”=何色?から話は始まり、
梅干しだったら赤系だけど、青梅だったら黄緑、黄色、太陽にあたった部分は赤色っぽく染まるよなぁ、と色々と考えた。

色の感じやデザインセンスは置いておいて、
このようなアイデアは今後も出していきたい。

《試合会場での出店》
自チーム、相手チーム関係なく、
観戦に来てくれた方々が楽しめる環境をつくりたい、という気持ちから湧いたアイデア。


免許やら何やらはさておき、
試合会場で出店を出して、
自分たちがつくった梅で梅ジュースや梅干しおにぎり、梅ソフトクリームなんかを出すのは良いのでは、と思った。

梅だと、夏場は特に熱中症対策にも良い。

梅以外の作物も将来的にはつくっていくだろうから、それらを使ったものも出していけたらと思う。
お土産なんかも…?


《ブランド化》
自分は1年目から梅農家さんに弟子入りをし、
それとは別に自分(たち)で梅を育て、採っていく仕事もある。

つまり、竹川が生産した梅ができるということ。

例えば、青梅の状態で製品とし、
それをクラウドファンディングのリターンにしたり、HPで販売をするとなると、竹川ブランドが出来上がるわけだ(詳しくないので、本当にそうなるかは分かりませんが…)。

今はまだ畑を借りれるわけではないが、数年後、農家としてきちんと認定されれば実現していきたい取り組みである。

おいおいはチーム全体で農業に取り組むと思うので、南紀オレンジサンライズFCが生産した作物ができる。

チーム自体がブランドとなる可能性も大いにあるのだ。


農業に携わってみて、
生産者が分からない商品が多いということに寂しさを感じた。お店で売っている梅干しは、誰が育て、採り、梅干しにしたのかは消費者には分からない(場合が多い)。

そうした実情を変えるためにも
ブランド化は一つやっていけたらいいのでは?と思う(そんな単純な話でないのは承知の上ですが…)。


【正直、不安だったこと】

ここはもう素直に本音を言います。

《メンバー》
正直、
メンバーが揃うかどうか、けっこう不安だった。

自分が加入を決めた2021年1月には、
まだチームは選手募集を本格化させておらず、メディアへの露出もなかったため知名度もあまりなかった。

とはいえ、
4ヶ月ほど加入選手は自分だけという状態が続き、2人目の選手が決まってからも、3人目が加入するまでは数ヶ月空いた。

応援してくれている方に
「メンバー何人集まったん?」と聞かれる度、どことない不安に襲われていた。

峯上監督や森永代表がいるから大丈夫、
チーム理念もかなり面白いから問題ない、
そうは思いながらも、不安な気持ちが多少なりともあったのが本音である。


《クラウドファンディング》
昨年7月~8月までの間で、
チームとして初となるクラウドファンディングが実施された。

自分自身、クラウドファンディングってどんなんなん?というところから始まったのを覚えている。

はじめの1ヶ月ぐらいは、支援者の方も、支援金額もほとんど集まらなかった。
これもけっこう不安に思っていた。

ただ、
ラジオに出させてもらったり、
新聞(紀伊民報、日高新報)に取り上げてもらったりするうちに、だんだんと知名度は上がっていった。

最終的に目標金額には届かなかったが、
それ以上にたくさんの方に応援してもらえるようになったクラウドファンディングは成功だったように感じている。


【実際、経済面はどうなん?】

《教師退職後~現在》
実のところ言うと、
教師1年で貯めた貯金は、退職後の1年でほとんどなくなってしまった。けっこうかつかつな状況。
あまり稼ぎがなかったのもあるが、前年の収入で決まる国保や年金等の税金にかなり苦しめられた。

7月~年末まで働かせてもらったニンニク農業は、時給的にも勤務時間の短さ的にも、生活を豊かにするものではなかった。

ただ、ニンニク農業を通した出会いは、自分にとって非常に大きなものとなった。簡単にいうと、自分の個人スポンサーとなってくれる方が複数名できたということ。びっくり!

スポンサーかどうかはさておき、
応援してくれる人がたくさんできたこの1年は、
現在の経済面の逼迫をものともしないほどのプラスをもたらしてくれた。


《現在からは?》
移住後からは、
みなべ町の梅農家さんに弟子入りをし、働かせてもらうというのが主な仕事であり、主な収入面。

他には、
農業体験で知り合った方のもとで梅を育て、収穫し、売る過程で得る収入もある。

後は、新規就農者への補助金やチームでの活動で得るものもあるのかなと思う。

年間どのぐらいの収入があるのか、
生活は豊かになるのか、
それらはまだ分からないが、サッカーを第一にする人生を送れるのならそれで良し!そう思う。


【『わくわく』が止まらない】

いよいよ、南紀オレンジサンライズFCでの活動が始まろうとしている。

加入決断後からの1年間、
たくさんのことを経験してきたし、
不安に思うこともあった。

ただ、
一番強いのは『わくわく』の気持ち。

1からチームをつくっていく。
その中で、新しい経験や出会いが待っている。

上手くいかないこともあるだろうけど、
全部ひっくるめて楽しみで仕方がない。

もう本当に『わくわく』が止まらない!

この歳になって
こんなに純粋な『わくわく』を味わえるとは思ってもいなかった。

サッカーの好きさも、
今後の人生への期待も、
まるで自分は“少年”そのものだ。


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これまで支えてくださった皆さん、
いつも本当にありがとうございます。

そしてこれから(も)支えてくださる皆さん、
いよいよ南紀オレンジサンライズFC、始動します!
一緒にチームを大きくしていきましょう!
地域を盛り上げていきましょう!

今後ともどうぞよろしくお願い致します!!



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