
北欧ブランド「Arabia」の魅力と歴史
北欧デザインの魅力といえば、シンプルでありながら機能的な美しさ。その代表的なブランドのひとつが「Arabia(アラビア)」です。フィンランド発の陶磁器ブランドとして長い歴史を持つArabiaは、世界中の食卓を彩ってきました。
Arabiaのはじまり
1873年、フィンランドのヘルシンキ近郊・アラビア地区で誕生したArabia。スウェーデンのロールストランド社のフィンランド支社としてスタートし、北欧市場向けの陶磁器を製造していました。やがて独自のデザインと技術を確立し、1900年代にはヨーロッパ中にその名を広めました。
デザインの進化と黄金期
Arabiaが世界的に評価されるようになったのは、1930〜1960年代。カイ・フランク(Kaj Franck)、ウラ・プロコッペ(Ulla Procope)、ビルガー・カイピアイネン(Birger Kaipiainen)といったデザイナーたちがブランドの黄金期を築きました。
カイ・フランク:「ティーマ(Teema)」シリーズを手掛け、機能美を追求。
ウラ・プロコッペ:「ルスカ(Ruska)」シリーズは温かみのあるブラウンの釉薬が特徴。
ビルガー・カイピアイネン:「パラティッシ(Paratiisi)」は華やかな花と果物のモチーフが印象的。
現代のArabia
1990年代以降はイッタラ(Iittala)グループの一員となり、伝統と革新を融合したデザインを展開。クラシックな「ティーマ」「パラティッシ」などのシリーズは今なお愛され続けています。
Arabiaの魅力
Arabiaの食器が人気を集める理由は、その使いやすさとデザイン性。
シンプルな美しさ:どんな食卓にも馴染む洗練されたデザイン。
実用性◎:電子レンジ・食洗機対応のシリーズが多く、普段使いしやすい。
コレクション性:ヴィンテージアイテムの人気も高く、集める楽しみがある。
芸術性:華やかなデザインも多く、食卓が華やぐ。
まとめ
Arabiaは、シンプルながら温かみのあるデザインで長年愛され続けています。時代ごとに異なるデザイナーの個性が反映され、多様な魅力を持つブランドです。
北欧の陶磁器が好きな方は、ぜひArabiaの食器をチェックしてみてください。
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