人生1面白い話
いつもは少し堅く真面目な話をしているが、今回は面白い話をしてみようかなと思う
朝一の衝撃
今でも忘れることのない6年前の3月13日
当時中学2年生だった僕は、HR後授業の準備をしていた
すると、教室の前のドアから「○○〜」と、友人が私の名前を大きな声で呼んだ
そして「数学の教科書とファイルをトイレに忘れてたよー」と言い、ドア付近の生徒にファイルを渡した
そのファイルは教室の真ん中付近にいる私の元までバトンパスのように届けられた
私が受け取ったファイルを見るとそこには
うんこが挟まっていたのだ
当然のことながら私は「うわぁ!」と声をあげて何を思ったのかそのファイルをトイレに持って行き、掃除用具入れにダンクシュートした
そのダンクは恐らくNBA選手ばりのダンクシュートであり、YouTubeのスーパープレー集にあってもおかしくないレベルだ
そしてこの日、人類の中でもウンコをダンクシュートしたという稀有な存在となってしまった
先に言っておくが別に私はいじめられてなかったし、どちらかと言えば学年の中心的なグループに属してたと自分では思っている
1時間目が数学
HRと1時間目の授業の間に起こったこの事件だが、不運なことに1時間目の授業は数学であった
私は仲の良い友人と事の珍しさに笑いながら職員室へ行き、ことの顛末を担任に話しにいった
しかし「数学のファイルにウンコが挟まってた」などと急に生徒から言われても担任は理解に苦しんだであろう
1時間目の授業はなくなり、数人の先生と現場検証を行ったがウンコが挟まっていた事実以外は見えてこない
なんなら、うちの学校で禁止されてた「置き勉」(教科書等を学校に置いていくこと)がバレて注意された
「大便だけに置き勉はダメってか!」なんて思いながら注意されたのを覚えている
噂
中学生は噂が好きだ
こんな事件が起きればその話題で持ちきりになり、瞬く間に話は広がり犯人探しが始まる
休み時間仲の良いグループで犯人探しをしようとしたが、私を含めグループ全員犯人だと思った人物が同じだったので探す間も無く話は終わった
グループからは「ウンコマン」と揶揄われたり、話を聞いた人からは「ウンコを挟まれたんでしょ」とバカにされたが、どう考えても「ウンコマン」は挟んだやつであり、挟む発想に至ったやつが馬鹿にされるべきだと今日までずっと思っている
地獄の放送
何か問題が起きれば、対処するのは先生方だ
その日中に最初の対処がとられたのだが、これがまた地獄であった
学年主任から今回の事件に関するプリントが配られ、学年放送にて
「とある学生がファイルに汚物を挟まれるという事件が起こりました」
恥ずかしいどころの騒ぎではない。もはや公開処刑である。しかし、冷静に考えるとこの放送は相当おもしろい
友人と顔を見合わせて放送中に大笑いしてしまったら、担任から「お前らヘラヘラするな!」と檄を飛ばされた
「いや、俺被害者ぞ!?被害者が笑ってるならそれでええやないかーい」
などと思いながら約5分間の放送に幕を下ろした。
犯人候補にあがってたやつは放送中、机に突っ伏して涙を流してたらしい
もう犯人おまえやないかい
ネーミング
どこの学校でもあると思うが、昼ごはんの時には毎日放送が流れていた
3月13日お昼の放送です
今日の献立は○○、○○、○○です
今日は3月13日、313、1が3で挟まってるので
「サンドイッチの日です」
こんな放送だった気がする
この放送のせいで、この事件に名前がついた
3.13 ウンドイッチ事件
なんてネーミングセンスだろうか
中学生ってすごいなと21になって感心する
ちなみに毎年3月13日には誰かしらが
「記念日おめでとう」と言ってくる
不名誉極まりない
皆さんはウンコを挟まれないように気をつけて欲しい
この後日談や経緯についても後々書いていこうと思う