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スポーツベッティング・インボイス制度・新施設・自動運転など関連銘柄5選

 もうすぐ4月です。日本では新年度に入り、法改正・新制度や新しい施設の開業などの動きが活発になります。また、海外でも、今年はスポーツイベントが多く開催されます。

 今回はPayPay証券の取扱銘柄の中から、2023年の法改正・新制度、施設の開業、イベントなどで注目される企業を見ていきます。

INDEX

ドラフトキングス | DKNG
米国の多くの州でスポーツベッティングが合法化。スポーツ国際大会が多い2023年は追い風に。

ウォルト・ディズニー | DIS
ESPN社はウォルト・ディズニーが資本の80%を所有。主要事業の一つに位置付けている。

Freee(フリー) | 4478
10月1日開始の「インボイス制度」により、経理業務効率ソフトに注目が。

三井不動産 | 8801
4月17日大阪府門真市のパナソニック工場跡地に2つの大規模商業施設を開業。

トヨタ自動車 | 7203
4月1日改正道路交通法施行で無人走行できる自動運転「レベル4」が解禁に。

ドラフトキングス | DKNG

 ドラフトキングスは、スポーツベッティング(スポーツの試合を対象にした賭け)やオンラインカジノを運用する会社です。
 米国では2018年に下された最高裁判所の判断により、多くの州でスポーツベッティングが合法化されており、スポーツベッティング市場の今後の拡大が見込まれています。

 スポーツベッティングは、さまざまなスポーツが賭けの対象となり、試合ごと、あるいは試合の局面ごとの結果に賭けることができます。7月からFIFA女子W杯、8月からFIBAバスケットボールW杯、9月からラグビーW杯などの国際大会が開催されることはドラフトキングスの追い風となりそうです。

 今年2月に開催された米国で一番の人気を誇るスポーツ、アメリカンフットボールのシーズンチャンピオンを決めるスーパーボウルでは、昨年大盛況だった自動車業界や暗号資産業界が揃って影を潜めるなか、ドラフトキングスは3年続けてCMを流しました。CMは時代を映す鏡ともいわれ、ドラフトキングスの将来性が期待されます。

ウォルト・ディズニー | DIS

 今年、創立100周年を迎えるウォルト・ディズニーは、テーマパーク運営という印象が強いですが、最近ではスポーツベッティング(スポーツの試合を対象にした賭け)に対する動きが注目されています。

 2月には現行の事業を、映画やテレビ、動画配信を手掛けるエンターテイメント部門、スポーツのESPN部門、ディズニーパーク・体験・製品部門の3つの事業に再編することを発表しました。この再編は、ウォルト・ディズニーが資本の80%を所有するスポーツコンテンツに特化した専門チャンネルを運営するESPN社を独立した事業として確立し、売却やスピンオフを行わないための戦略と指摘されています。

 昨年11月にウォルト・ディズニーの最高経営責任者(CEO)に復帰したボブ・アイガー氏は、前CEOのボブ・チャペク氏よりもスポーツベッティングに対して慎重ですが、スポーツベッティングはスポーツ産業の「避けられない未来」と述べています。スポーツベッティング市場の今後の拡大が見込まれている中、ウォルト・ディズニーの戦略に目が離せません。

Freee(フリー) | 4478

 昨年の電子帳簿保存法の改正に続き、今年10月1日に「インボイス制度(適格請求書等保存方式)」が開始されるため、中小企業向けに帳簿や決算書作成・請求業務など業務を効率化させるソフトを幅広く提供しているフリーが注目されています。

 フリーは、取引先のインボイス制度の登録状況を確認するアンケート機能を無料公開するなど、昨年からインボイス制度に向けた関連サービスを強化しています。
 中小企業は大企業と比べてペーパーレス化などのデジタル化が遅れがちですが、フリーのようなクラウド型で安価な経理業務ソフトにより、将来的にデジタル化が加速することが見込まれます。

 中小企業にとってITツールの導入は決して安くありませんが、IT導入補助金やものづくり補助金など中小企業に向けたデジタル化支援を活用し、中小企業がITツールを導入する動きを活発化させると、フリーの業績拡大への期待感につながってきます。

三井不動産 | 8801

 三井不動産は4月17日、大阪府門真市松生町のパナソニック工場跡地で開発を進めてきた「三井ショッピングパークららぽーと門真(以下「ららぽーと門真」)」と「三井アウトレットパーク大阪門真(以下「MOP大阪門真」)」を開業します。

 同区画内には会員制大型倉庫型店舗のコストコが今夏に開業する予定もあり、三井不動産初となる複合型の商業施設に注目が集まっています。

 ららぽーと門真には153店舗、MOP大阪門真には98店舗が出店し、2029年には施設に直結する大阪モノレールの新駅も予定されています。

 三井不動産の足元の業績は好調で、「ららぽーと福岡」を昨年4月に新規開業した効果などもあり、2023年3月期通期の業績見通しは、売上高は前期比4.7%増の2兆2000億円、純利益は同7.4%増の1900億円が見込まれています。

トヨタ自動車 | 7203

 4月1日に改正道路交通法が施行され、特定条件下で無人での走行を実現できる自動運転「レベル4」が解禁されます。
 今回の改正では、主に過疎地域で特定のルートを無人で走るバスでの自動運転が想定されていますが、今後は高速道路での自家用車やトラックなどにも拡大される予定です。

 こうしたなか、2021年に開催された東京オリンピック・パラリンピックでも話題となったトヨタ自動車が開発を進めている自動運転車両「e-Palette」が再び注目を集めそうです。

「e-Palette」は移動サービスや小売りなどさまざまな用途に利用可能な柔軟性の高い車両空間が特徴で、昨年には東京臨海副都心・お台場エリアで実証実験が行われるなど、実装に向けた取り組みが進んでいます。また、トヨタが静岡県裾野市に建設中の実証都市「Woven City」でも「e-Palette」が走行する計画となっています。

記事作成日:2023年3月15日

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