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不可逆
エコに興味を持った一番のきっかけは、「環境は不可逆」という言葉でした。
「もう元には戻らない」。
大好きな海も森も、生き物たちも、そして私たちの快適と思える環境も、このまま何もしなければ死んでいってしまう。何かしたとしても元の姿には戻らない。
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私は28歳。
社会人になってから、自分と向き合う時間が全然取れず、ここ何ヶ月間かでしっかりと向き合ってしっかりと病んでいる。(病んでんのかい)
不可逆なことって大人になるほど増えた気がするな。
学生の頃は気にならんかったけど、今は「ちょっと価値観が合わん」と思って疎遠になった友達。
ニキビが治りにくい、痩せにくくなった、歯茎が後退して歯が剥き出しに…失われゆく若さと当たり前だった健康。
フレックスタイムと在宅勤務以外の勤務体系。(先輩とリモート接客がギリいけるかなみたいな話してた。なにそれ?)
他にもいろいろある気がするけれど。
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もともと、いろんな人と友達になったり話したりするのが好きで、自分にはない考えとか経験を知ったり、自分と似てるところを見つけたりするのが面白かった。そして、そんな「誰とも仲良くなれる自分」のことも好きだった。
さいきん、朝井リョウさんの『正欲』を読んだ。多様性に対して問題提起をしていて、「ゲイでも何でも、私はあなたを受け入れるよ。何でも話してよ」という女の子のセリフ、「お前に俺の何がわかる。お前に受け入れられなくても俺は生きている。」という男の子のセリフ。(しかもゲイじゃないし)
めちゃくちゃ女側のセリフ言うてる時あった〜と思って自分がめっちゃ浅はかな人間と反省した。(自分が何でも相手に話せば相手も自分に何でも話してくれる、そんな関係になれると思ってたから)
その人の気持ちも知らず、てか、「お前に受け入れられて何になるん」って言うのが一番刺さった。何様〜〜☝️☝️☝️
ここ最近で、自分の弱いところが見えて嫌になったことも重なって、心がしんどくて、何かを答えを見つけたくていろんな本を読むようになった。
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朝井リョウさんとか、金原ひとみさんの本を読んでいると、登場人物を自分と重ねられるような、でも全くの別世界に生きているような人たちとも思う。
「今まで大した苦労もせず、何も分かってなかった」「これからわたし大丈夫か」そんな不安を感じ出した数ヶ月前。
ハードな経験をしてる子は、人生達観してて、自分ももっとチャレンジした方がいいのかとか、もっと苦労した方がいいのかとかいろいろ悩んだ。
小説家の人たちも、いろんな人生を歩んだ人にインタビューしたり、リアルになるように工夫したり自分の経験や考えたを交えたりとか、自分が知らないだけで社会ってものすごく落とし穴の多い、そして未知の世界だと知った。
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「無理に苦労したり自分をひん曲げてまで、幸せになれるのかな〜」
悩みに悩んだ結果、今までのように、というか、今まで以上に、社会の落とし穴にはまらんように気をつけながら、自分の出来ることを楽しんでいく方が合ってる気がするという結論に辿り着いた。(まだまだ悩みそ)
でもまずは、もっと自分を知ることが大事かなと思う。どういうことに強くて、どういう時に感情がコントロールできなくなるのかとか。コロナで色々と壊れた部分があったので…😭
そのために「他者との違いで自分の輪郭を知る」ことをしたいなと思う。(朝井さんも金原さんもこんな感じのこと書いてた。カッコイイ⤴︎)
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コロナで心を病んでる人が多いと聞いた。やっぱりストレスが絶対蓄積してるし、毎日毎日孤独を感じたり、怯えたりとしんどい世の中になっている。
コロナ前の世界には完全に戻らないという人もいる。そう、不可逆。
でも、コロナ禍で感じたこと、初めての自分に出会った人も多いのではなかろうか。
私はそう。前までの「全部受け入れるよ」というきしょい発言をしていた自分、自分のことを知らなさすぎたおめでたい自分にはもう戻らない。
そう、全て不可逆。