『私の家政夫ナギサさん』第1話を観てみた
TBSの新火曜ドラマ
『私の家政夫ナギサさん』
昨日第1話が放送されたので見てみました。
以後、ネタバレを含む部分があるので、未視聴の方はぜひドラマをご覧ください。
ざっくりまとめると、親や上司など周囲からの期待に応えようと必死に仕事に励む主人公のメイ(多部未華子)と、そんなメイのもとにやってきた"オジさん家政夫"のナギサさん(大森南朋)の物語です。
印象的だったのは、周囲の期待に応えよう、認めてもらおうと思えば思うほどプレッシャーとなり、ストレスが溜まってしまうメイの姿です。
「期待してるよ」
この一言は、期待してもらえる喜びと同時に、結果を出さなければいけないというプレッシャーも感じてしまう言葉です。
誰しも一度は言われた経験があると思いますが、私は変にポジティブ思考なので「よし、期待してもらったしがんばろ」と考えることができます。
でも、受験の時期や夏の高校野球大会など大きなイベントのときには、さすがに期待の声もプレッシャーに感じてしまいました。
そんなときに、「大丈夫だよ」「がんばっているのを知っているよ」と声をかけてくれる、自分を見てくれている存在がいるかどうかはとても重要なことだなと思います。
ドラマの中では、「仕事ができない私なんて需要がない」と悩むメイに、ナギサさんが優しい慰めの言葉をかけます。
「意味がないなんて言わないでください。失敗は気付きです。さらなる進化の種です。そしてその種はいつかきっと実を結ぶ。私はそう信じています。」
そのあと、ナギサさんはこう続けます。
「私のこんな言葉、励みにはならないかもしれませんが、陰ながら応援しています。」
たかが数日前に知り合った家政夫のオジさんかもしれませんが、それでも自分が苦しいときにそばにいてくれて、自分を見て応援してくれている存在がいるということは大切なことだなと感じたシーンでした。
また、近年ではさすがに減ってはきましたが、「家事は女性、働くのは男性」といったジェンダーと働き方に関する問題に対しても、多様性を見せているドラマなのかなと思いました。
これはちょっと綺麗めな印象的なシーンでしたが、本当に印象的に残ったシーンは別にあります。
メイが仕事を終えて家に帰り、初めてナギサさんと出会ったシーンです。
ブラジャーを持ったまま立ち尽くすナギサさんがシュールすぎました。というよりは、大森南朋さんがブラジャーを持ってぽかーんってしてました。
メイちゃんびっくりしてましたが、そりゃびっくりもします。知らないおじさんが不法侵入してきてエプロン着てブラジャー持って立ち尽くしてるんですから。
不法侵入ではないんですけどね。見つけた瞬間はそう思ってますよね。
プロとはいえ異性の、しかもオジさんがブラジャーを洗ったり畳んだりしてるのを考えると怖くなります。家政夫のフリした犯罪者じゃないのかとか考えちゃいます。
ドラマなので、そんな危ない人じゃないってのはわかって安心して見てますが、実際に自分の身に起きると思うとゾッとしますね。
だってブラジャーですよ?異性の知らないオジさんがブラジャー触りまくってるんですよ?
普段なかなか他人のブラジャーなんて触れないですよ?見れないですよ?合法的に両方できちゃうんですからね?
ブラジャーねぇ…
ふぅ…
あーこわいこわい…
パトカーのサイレン、家の前で止まりました。
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