マンション投資のリスクとは
マンション投資におけるリスク項目
投資におけるリスクとは、
当初の想定より収益が得られなくなることです。
マンンション投資に当てはめると、
以下の様な項目が挙げられます。
《収入の減少》
①空室
②家賃の下落
《物件保有時の支出の発生》
③退去による退去補修費
④新入居者募集時の広告費
⑤室内設備の補修及び交換
《資産価値の下落》
⑥家賃の下落
⑦天災による被害
リスクに対する考え方と対応
上記のリスク項目に対する考え方と対応を考えていきたいと思います。
①空室
長期保有を考えた場合、空室はいつかはおこるリスクとなります。
家賃保証という選択肢もありますが、物件売却時の足枷となる可能性があり、あまりお勧めはできません。
このリスクの対応策としては、何よりも賃貸需要の高いエリアにある物件を選ぶことです。
②⑥家賃の下落
金融機関が査定する収益物件の査定価格は、家賃を還元率で割り返して算出される為、家賃を維持することは、資産価値の維持につながります。
家賃の決定は、そのエリアにおける賃貸の受給バランスで決定されます。
よって、賃貸需要の高いエリアにある物件を選ぶことが、家賃の下落を抑えるリスク対策のポイントとなります。
③退去による退去補修費
④新入居者募集時の広告費
⑤室内設備の補修及び交換
物件保有時における③④⑤のリスクは、長期間の保有を前提とすると避けることはできないリスクです。
只、他のリスクと比較すると想定しやすいリスクとなります。
対策としては、物件購入前に物件保有時の支出を盛り込んだ長期シミュレーションを確認する事です。
⑦天災による被害
起こる頻度が最も低いですが、想定が最も難しいリスクとも言えます。
しかし、直近の東日本大震災において
新耐震基準以降の鉄筋コンクリート造(RC造)の物件においては、
大破:0%
中破:1.346%
小破:16.21%
軽微・損傷無:82.463%
と地震に強いという結果が出ています。
よって、マンション投資においては、地震による致命的な損害を負う可能性は低いと考えられます。
参考ですが、投資対象物件が戸建て賃貸・木造アパートとなると、地震のリスクは大きくなります。
投資対象次第では天災リスクは充分に考慮する必要があります
今回のポイント
マンション投資のリスク対策において、
押さえておきたい2つのポイント
①賃貸需要の高いエリアでの物件選び
②物件保有時の支出を盛り込んだ長期シミュレーションの確認