鋸山を一度で味わい尽くしたい人のための超オススメルート(1/2)
今回紹介するルート
保田駅→日本寺表参道口→日本一の大仏→地獄覗き→百尺観音→北口
(北口から先のルートは別の投稿にて紹介します)
まずは正面玄関から日本寺を堪能
保田駅から表参道へ
鋸山の表参道は鋸南側にあります。最寄駅はJR内房線保田駅。
鋸山は、採石のため切り出された姿が鋸の刃のように見えることから呼ばれている通称で、正式名称は乾坤山といいます。この山を本山とするのが日本寺です。
保田駅から鋸山(日本寺)の表参道入口までは約2km。所用30分。線路沿いを北に向かうと、やがて鋸山登山道の案内板を見つけることでしょう。電車を真下から眺めることができる珍スポットも、あります。
表参道から日本一の大仏へ
小林一茶や正岡子規も伝統ある正面入り口の無字門を通る表参道を通って、鋸山登山をしたそうです。
表参道はかなり趣のある道です。ひたすら階段を上ることになります。仁王門や心字池などを見ながら、ゆっくり歩きましょう。途中、入山料を支払う関所があります(大人1人700円)。20分ほどで、日本一の大仏が見えてきます。
鎌倉の大仏が11.31m、奈良の大仏が14.98mです。鋸南の大仏は31.0mですから、倍以上のサイズなんです。1960年代の修復前はさらに大きく37.7mあったそうです。坐蔵ですから、もし立ち上がったら、タリバンによって破壊されたアフガニスタンのバーミヤン大仏(55m)と同じぐらいだったことでしょう。世界一だけどあえて座って日本一の大仏。
大仏から地獄覗きへ
大仏からひたすら階段を登ると、かの有名な地獄覗きに到達します。ノンストップで15分。ですが、千五百羅漢道を通ってゆっくり進むのがオススメです。40分ぐらいで地獄覗きまで到達できるでしょう。
地獄覗きは時に大混雑しています。土日は特にご注意ください。数時間待ちということも稀にあるようです。ロープウェイ乗り場の方まで列ができていて、断念した
経験があります・・・。
天国も覗ける?
地獄覗きの近くに、非公式ですが、天国覗きとでもいうべきスポットがあります。
房州石を知ろう
ロープウェイ乗り場の方に、売店と鋸山の石と石切のヒストリーを解説した小さな資料室もあります。水分と知識の補給が必要な方はどうぞ。
房州石について知ると、その後歩く石切場をより楽しめるでしょう。
そして、百尺観音で記念撮影して、北口から日本寺の外に出てみましょう。これから鋸山登山のはじまりです!
(つづく)
より詳しく知りたい方は、保田駅目の前「パクチー銀行」から89mのらかん寿司松月のブログをどうぞ。鋸山を歩く前後に立ち寄ってみても楽しいと思います。
日本寺公式サイトもどうぞ。