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経験を仕事にそのまま活かす #SOTOCHIKU

自分ならではの経験を仕事に活かせれば、自分にしかできない仕事ができる。社会人になってみたばかりの二十代の僕にとって、どんなに面白い仕事を「与えられ」ても、それじゃない感があったのはそれを模索していたからだ。

14年前に独立し、パクチーに注目したもんだからその後オリジナリティが取り柄みたいになってきたのはラッキーだった。すべての事業は自分の経験を社会にどう開放するかという視点で作っている。

僕の場合、特に旅の経験を活かしたいと思っている。旅の経験を思い出ではなく人生の全てに活かす人のネットワークとして旅人経営者の会を作ったのもそのためだ。

起業したばかりに出会った一人に、「徹底したオリジナルな会社」を経営する人がいる。僕は単に内装屋さんを探していてたまたま見つけたのだが、初めて会ったときに衝撃を受けた。そしてその時一緒に仕事をしなかったにもかかわらずゆるくつながっている。

先日久しぶりに再会した際、彼の新しいコンセプト「SOTOCHIKU」について聞いた。これがすごい。

建材として売られているものだけを材料としていません。「SOTOCHIKU(外築)」とは、屋内外に関わらず、既にどこかの場所で長い時間を過ごした素材を材料にすることで、新しくつくる空間に豊かな時間を持ち込む、というGF独自の方法です。私たちは、全世界を材料としています。

そして、それを伝えるためにYoutuberに挑戦しているというので、SOTOCHIKUチャンネルをじっくり観た。

初めて会った時も、パクチーハウスに来てもらった時も、PAX Coworkingにいた時も、鋸南エアルポルトで話した時も感じたことだが、随所にどこかの国での経験が出てくる。SOTOCHIKUチャンネルもそうだ。SOTOCHIKU素材として、戦争遺構を見つめたときも、彼の発想は世界に飛んでいく。SOTOCHIKUチャンネルはそんな、旅のできるチャンネルだった。

経験をそのまま仕事に活かす。自分ならではのことを追求していくことによって、旅の記憶は薄れるどころか濃くなっていくのだ。


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paxi
パクチー(P)コワーキング(C)ランニング(R)を愛する、PCR+ な旅人です。 鋸南(千葉県安房郡)と東京(主に世田谷と有楽町)を行き来しています。