ナシーム・ニコラス・タレブ『反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方』
脆いの反対語は・・・堅牢ではなく、反脆い。それを表す語が無かった。世の中にはそういう「表現できないこと」がたくさんある。それに気づくまでは、それを行っていたとしても理解されなかったり伝わらなかったりする。
「反脆さ」というのは、ハプニング職人の結果の受け止め方である。また「予定不調和」を好む人が持つ特性とも言える。ルールがガチガチに決められていたり、リスクのない旅行パッケージを選ぶのが一般的であるが、その規範に従う人々は「脆い」。
「無店舗展開」も反脆弱性を持ち合わせていなかったらできないかもしれない。数時間の準備と数時間のパーティの間には、無数の失敗や焦りがある。それをリカバリーするところにゲストの驚き(僕にとってのイノベーション)がある。
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パクチー(P)コワーキング(C)ランニング(R)を愛する、PCR+ な旅人です。
鋸南(千葉県安房郡)と東京(主に世田谷と有楽町)を行き来しています。