極端を避けるということ
昔から、しっかりと白黒をつけるのが好きでした。
得意だったかどうかはわかりませんが、自分の中に「良い・悪い」の基準をもって、意見を発していたように思います。
その延長で、白黒つけやすいデータというものに興味をもち、いまの自身のキャリアにつながっていると思っています。
一方で、AIやデータサイエンスをビジネスにすればするほど。白黒つけられないものへの関心が増えてきています。
AとBの選択肢のうち、データでは「A」の有効性が高いとなっているのに、「B」の選択肢が選ばれる。そして、それが当初想定していたよりも、高い成果をあげている。
こういうことは、何度も経験があります。
もちろん、AIのロジックや、データが不足しているという、改善すべき点も多くあります。
しかし、それだけではない白黒つけられない、極端を避けたところに、何かの解が生まれてくるのではないかと思っています。
そういうものを目指していきたいと考えています。